特許
J-GLOBAL ID:200903038201617122

階層化遅延多重スペクトル拡散通信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高野 明近
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-339239
公開番号(公開出願番号):特開平11-177528
出願日: 1997年12月10日
公開日(公表日): 1999年07月02日
要約:
【要約】【課題】 遅延多重を用いたスペクトル拡散通信において、階層化伝送方式による送受信を行う通信装置を提供する。【解決手段】 送信データは階層化回路1でデータ列m1がm2より重要度が高い2段の階層に変換され、各データ列は差動符号化回路2,3で差動符号化され各々QPSK対応のI1,Q1及びI2,Q2を生成する。このデータは拡散符号発生回路4からのバーカー符号を用い拡散部5〜8で拡散され、m2の拡散後のデータは遅延部9,10に入れられ、3チップの遅延が与えられる。多重部11,12にて同時刻のデータが多重され、直交変調部13にて変調され、周波数変換器14で所定の周波数に変換後、アンテナ15から送信される。3チップの遅延の場合、前の多重波からの遅延間隔はm1は8チップ,m2は3チップであり、m1の方が安定した復調ができる。
請求項(抜粋):
送信データ列を多重数の割り当てに従ってn段(nは2以上、拡散チップ数以下の整数)にシリアル/パラレル変換するシリアル/パラレル変換手段と、該シリアル/パラレル変換手段で変換されたn段の各送信データを同一の拡散符号で拡散する拡散手段と、該拡散手段により拡散されたデータをそれぞれ所定のチップ数(1以上の整数)だけ遅延させる遅延手段と、該遅延手段で遅延された各データを多重させる多重手段と、該多重手段からの多重化データに対し所定の変調処理を行い所定の送信周波数で送信する送信手段を有する遅延多重スペクトル拡散通信方式による通信装置であって、前記シリアル/パラレル変換手段の前段に前記送信データ列をその重要度に応じてm段(mは2以上、n以下の整数)に階層化する階層化手段を備え、該階層化手段によりm段に階層化されたデータの内、より重要度が高い階層のデータ程、前記遅延手段で設定される遅延間隔を大きくすることを特徴とする階層化遅延多重スペクトル拡散通信装置。
引用特許:
審査官引用 (9件)
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