特許
J-GLOBAL ID:200903038810725136

車両用シートスライド装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田下 明人 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-318988
公開番号(公開出願番号):特開平11-139190
出願日: 1997年11月04日
公開日(公表日): 1999年05月25日
要約:
【要約】【目的】 ロックプレートとロアレールとの係合強度が高く、アッパレールからロアレールに掛かる負荷を均等にできる車両用シートスライド装置を実現する。【構成】 第1および第2の2枚のロックプレート41,42がアッパレール30を挟む形で設けられており、第1および第2ロックプレート41,42の前端部のハーフ打ち抜きにより形成された押出部41a,42aが貫通孔31a,32a内において溶接されており、ロックプレート40の回転軸となる第1の軸部材43を形成している。また、第1および第2のロックプレート41,42の後端部にはロアレール20の折曲部26,27に形成された歯状部26a,27aと係合する係合部材が形成されている。つまり、2枚のロックプレートを用いて係合強度を高める。さらに、第1および第2アッパレール31,32の横壁31c,32cは対称形状に形成されている。これにより、アッパレール30に掛かる荷重は、底壁21に均等に掛かる。
請求項(抜粋):
車両内の床面に相対向して設けられたロアレールと、これらのロアレールのそれぞれに長手方向に沿って移動可能に組み付けられており、車両用シートが取り付けられるアッパレールと、このアッパレールに取付けられており、前記ロアレールに設けられた係合部と係合して前記アッパレールの移動を規制するロックプレートと、このロックプレートに前記所定の部分との係合および係合の解除を行わせる操作機構と、を有する車両用シートスライド装置において、前記ロアレールは、長手方向に沿って相対向する側壁と、これら側壁の相対向する上端部間に形成された上壁と、この上壁に長手方向に沿って形成された溝と、この溝を挾んで前記上壁の長手方向の相対向する両端部からそれぞれ下方に向けて折曲形成された折曲部と、これらの折曲部のそれぞれに形成された係合部とを有しており、前記アッパレールは、下部が前記ロアレールの溝に長手方向に沿って挿通されており、かつ、上部が前記溝から上方に突出した縦壁と、この縦壁の下端から前記各折曲部の下方を通ってそれぞれ前記各側壁の内面に向けて形成された横壁と、前記縦壁の前部において一方の壁面から他方の壁面に向けて貫通形成された第1の貫通孔とを有しており、前記ロックプレートは、前記縦壁の壁面に板面が対向しており、かつ、前記第1の貫通孔の一方の開口面から前記縦壁の一方の壁面の後部に達する長さに形成された第1の板状部材と、前記縦壁の壁面に板面が対向しており、かつ、前記第1の貫通孔の他方の開口面から前記縦壁の他方の壁面の後部に達する長さに形成された第2の板状部材と、これら第1および第2の板状部材の前記第1の貫通孔の開口面に達している部分のうちの所定部分が、それぞれ前記第1の貫通孔の内部に向けて押し出し形成されており、かつ、それらの押し出し形成された部分同士が接合されることにより形成されており、前記操作部材の操作に連動して前記第1の貫通孔の内部において回転可能に設けられた第1の軸部材と、前記第1および第2の板状部材の後部にそれぞれ設けられており、前記第1および第2の板状部材の前記第1の軸部材を軸にした上下方向の回転により、上下方向に移動して前記各折曲部に形成された係合部とそれぞれ係合可能な係合部材と、を有していることを特徴とする車両用シートスライド装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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