特許
J-GLOBAL ID:200903039027231461

交流き電回路用距離継電器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-250050
公開番号(公開出願番号):特開2002-064929
出願日: 2000年08月21日
公開日(公表日): 2002年02月28日
要約:
【要約】【課題】 交流回生や高力率制御を行う電気車電流による不要動作を抑制し、き電回路の故障を迅速かつ的確に検出する交流き電回路用距離継電器を提供する。【解決手段】 交流き電回路の電圧と電流を一定の周期でサンプリングする。そしてデータメモリ6に格納された電流データid ,...,id -nと電圧データvd,...vd -nから入力インピーダンスベクトルZdを算出し、事故判定出力Zd=1を実行する。また同じ電流データから、基本波1f成分と任意の低次高調波成分をフィルタリング演算で求め、基本波1f成分に対する高調波含有率Σf%を求め、電気車電流判定出力Hf=1を実行する。さらに、電流データから電流ベクトル変化量ΔIVを求め、電流ベクトル急変判定出力ΔIV=1を実行する。そしてZd=[0,1]、Hf=[0,1]、ΔIV=[0,1]の夫々の判定出力が予め定められた論理条件を満たした場合にき電遮断器を開放するための動作出力OUT=1を実行する。
請求項(抜粋):
入力電流と入力電圧を一定の周期でサンプリングして記憶するサンプルホールド手段と、このサンプリングしたアナログ値をディジタル値にA/D変換するA/D変換手段と、各サンプリング毎にA/D変換されたサンプリングデータを記憶するデータ格納手段と、前記データ格納手段に記憶された入力電流と入力電圧の各サンプリングデータから入力インピーダンスのベクトルを求め、入力インピーダンスベクトルが予め整定されたインピーダンス範囲内かどうかの比較結果から事故判定出力を実行する入力インピーダンス演算判定手段と、前記データ格納手段に記憶された入力電流のサンプリングデータから基本波成分と任意の低次高調波成分をフィルタリング演算で求め、夫々求められた低次高調波成分の値に予め整定された任意の補正係数を乗じて加算した高調波成分の合計を求め、求められた高調波成分の合計と予め整定された高調波成分整定値との比較演算結果から判定出力を実行する高調波成分演算判定手段と、前記データ格納手段に記憶された入力電流のサンプリングデータから任意のサンプリング回数だけ前のサンプリングデータと現サンプリングデータとの差から電流ベクトル変化量を求め、求められた電流ベクトル変化量と予め整定された判定量の比較演算結果から電流ベクトル急変判定出力を実行する電流ベクトル変化量演算判定手段と、前記入力インピーダンス演算判定手段、高調波成分演算判定手段、電流ベクトル変化量演算判定手段の夫々の判定結果を読込んで、予め定められた論理条件が成立した場合にき電遮断器を開放するための動作出力を実行する出力判定処理手段とを備えて成る交流き電回路用距離継電器。
IPC (2件):
H02H 3/40 ,  H02H 3/44
FI (2件):
H02H 3/40 E ,  H02H 3/44 D
Fターム (14件):
5G058EE01 ,  5G058EF02 ,  5G058EF03 ,  5G058EG09 ,  5G058EG15 ,  5G058EH02 ,  5G058EH03 ,  5G058FF02 ,  5G058FF05 ,  5G058GG02 ,  5G058GG03 ,  5G058GG04 ,  5G058GG06 ,  5G058GG09
引用特許:
審査官引用 (2件)

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