特許
J-GLOBAL ID:200903039593971898

燃料電池システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 純之助 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-124788
公開番号(公開出願番号):特開平11-329472
出願日: 1998年05月07日
公開日(公表日): 1999年11月30日
要約:
【要約】【課題】小型で実用に適した装置を用いて電極触媒の被毒を解消できる燃料電池システムを提供する。【解決手段】通常運転時に、改質器2で作った改質ガスの一部から、水素分離膜14を用いて高純度の水素を分離し、タンク15に貯蔵しておき、燃料電池の発生電力を予め記憶してある基準の値と比較し、基準値からの低下が所定値以上の時には、電極触媒の劣化が生じたものと判断して、発電量を小さくし、高純度の水素のみで被毒解消運転を行なう構成。燃料電池の電極触媒の劣化が生じた際には確実に被毒解消運転を行なって劣化を解消できる。また、改質ガスから分離貯蔵する水素量は、改質ガス全体の量に比して大幅に少ないので、高純度の水素を分離するための水素分離膜が小型で済み、したがって容積的にもコスト的にも実用可能である。
請求項(抜粋):
燃料から水素リッチな改質ガスを発生する改質器と、上記改質器から上記改質ガスを燃料電池に導く一次流路配管と、上記一次流路配管の途中から分岐した二次流路配管に設けられた加圧用ポンプおよび水素分離膜と、上記水素分離膜で分離した高純度の水素を貯蔵するタンクと、上記一次流路配管における上記二次流路配管の分岐点よりも下流の部分に、上記タンクからの水素ガス流路配管との接合部を設け、その接合部に設けられた上記改質ガスと上記水素ガスとを切り替えて上記燃料電池に導く三方弁と、上記燃料電池の発生電力を検出し、該発生電力を上記燃料電池の燃料供給条件に対して予め記憶している基準の発生電力と比較し、その差が所定値以上の場合に被毒と判断して、上記三方弁を上記水素ガス供給側に切り替えると共に、上記燃料電池の発電量を減少させるように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする燃料電池システム。
IPC (2件):
H01M 8/06 ,  H01M 8/04
FI (3件):
H01M 8/06 R ,  H01M 8/04 Z ,  H01M 8/04 P
引用特許:
審査官引用 (7件)
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