特許
J-GLOBAL ID:200903039798393331

試料前処理方法及び試料前処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-018187
公開番号(公開出願番号):特開2006-204998
出願日: 2005年01月26日
公開日(公表日): 2006年08月10日
要約:
【課題】 湖沼・河川等の水に含まれる農薬、環境ホルモンなどを定量分析する際の分析感度や精度を向上させる。 【解決手段】低分子化合物である目的成分を濃縮するとともに主要な妨害成分であるフミン類を除去するための前処理カラム32は、疎水性を有する架橋ポリマーを基材とし、それに目的成分の疑似鋳型を用いてインプリント処理を施した粒子の表面を疎水性の小さな陰イオン交換基で修飾することで形成した充填材を充填する。液体試料が前処理カラム32を通過する際に、妨害成分のフミン類はサイズ排除と陰イオン交換基による静電的反発力とによって捕捉されずに迅速に通過し、目的成分は選択的に充填材の細孔に効率良く捕捉される。こうして妨害成分が除去されるとともに十分に濃縮された目的成分を移動相により前処理カラム32から溶出させて分析カラム4に導入し、夾雑物と分離した後に質量分析計5で検出する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
分析対象の液体試料に含まれる目的成分を濃縮するとともに不要成分を除去するための試料前処理方法であって、 疎水性を有するポリマーから成る基材の表面を該ポリマーよりも疎水性の小さな陰イオン交換基で修飾して形成された充填材が充填されて成る捕捉部を用い、 該捕捉部に分析対象の液体試料を通して該試料に含まれる目的成分を前記充填材に捕捉させるとともに該試料に含まれる不要成分を捕捉せずに排出させる目的成分捕捉ステップと、 該捕捉部に所定の溶出用溶媒を通して前記充填材に捕捉されている目的成分を該溶媒中に溶出させて分析装置に導入する目的成分導入ステップと、 を順次実行することを特徴とする試料前処理方法。
IPC (10件):
B01J 20/285 ,  G01N 30/88 ,  B01J 20/281 ,  G01N 30/00 ,  G01N 30/14 ,  G01N 30/26 ,  G01N 30/46 ,  G01N 30/72 ,  G01N 30/84 ,  G01N 33/00
FI (13件):
G01N30/48 P ,  G01N30/48 G ,  G01N30/48 S ,  G01N30/00 B ,  G01N30/00 C ,  G01N30/14 A ,  G01N30/26 A ,  G01N30/26 L ,  G01N30/46 A ,  G01N30/72 C ,  G01N30/84 Z ,  G01N30/88 C ,  G01N33/00 D
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (3件)

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