特許
J-GLOBAL ID:200903039989573135
工作機械の熱変位補正方法
発明者:
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出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-030692
公開番号(公開出願番号):特開2006-212765
出願日: 2005年02月07日
公開日(公表日): 2006年08月17日
要約:
【課題】 工作機械の送りねじと加工ワーク双方の熱変位を包括的に補正することにより、基準温度における加工ワークの実寸に基づいた加工精度の改善を実現する。【解決手段】 第1に、駆動軸1の位置決め精度を正しく補正するために、ほとんど熱膨張しないインバー材Rの絶対基準を設け、この絶対基準との対比による正確な位置決め方法を確立する。 第2に、加工ワークWの材質固有の線膨張係数と、加工ワークの長さ、加工ワークの温度から、ワークの精度判定の基礎となる基準温度における寸法を見据えた補正を、第1の加工時の位置決めに反映させる。【選択図】図19
請求項(抜粋):
低膨張材であるインバー材を、工作機械の直線駆動軸の固定側に該駆動軸の移動方向と平行な位置関係で接合し、
上記インバー材には、検出片を検知するための検出センサーを精密な間隔で2個配し、
一方、上記駆動軸の移動側には、上記検出センサーで検出可能な検出片を設け、
上記駆動軸の固定側と移動側との相対移動において、
まず、工作機械の精度検査時に、上記2個の検出センサーが検出片を検知した時のそれぞれの座標値をあらかじめ記憶しておき、これを絶対基準とし、
工作機械の使用時には、上記2個の検出センサーが検出片を検知した時の2個のそれぞれの座標値と上記絶対基準との座標値の差を絶対基準からの位置決め誤差と見なし、
一方を駆動軸の座標値、他方を誤差とする2次元の座標上に、上記2個所の座標値と誤差を示す点を置き、この2点間を通過する直線近似式を設定することにより、
制御装置が駆動軸の移動指令を実行する直前に、あらかじめ移動先の座標値を上記直線近似式に代入し、移動先における位置決め誤差を求め、この誤差を相殺するための移動修正を加えた数値を真の移動先の座標値となるよう工作機械の位置決め制御に補正をかけることを特徴とする工作機械の熱変位補正方法。
IPC (3件):
B23Q 15/18
, B23Q 17/00
, G05B 19/404
FI (3件):
B23Q15/18
, B23Q17/00 A
, G05B19/404 K
Fターム (10件):
3C001KA05
, 3C001KB10
, 3C001TA01
, 3C001TB10
, 3C029EE02
, 5H269AB01
, 5H269BB03
, 5H269FF05
, 5H269FF06
, 5H269JJ01
引用特許:
出願人引用 (2件)
審査官引用 (5件)
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