特許
J-GLOBAL ID:200903040256077474

建物構造体の建築工法及び建物構造体の扛重装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐野 義雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-000327
公開番号(公開出願番号):特開2000-199277
出願日: 1999年01月05日
公開日(公表日): 2000年07月18日
要約:
【要約】【課題】 建物構造体を構成する中間主柱の建柱に別個の扛重手段を用い、更に安定した品質の建物が高効率的に得られる建築工法と扛重装置を提供することにある。【解決手段】 建築構造体を構築する中間主柱(32)の両側に近接し、かつ、地中中間主柱(33)上に配設される2個一組の架台(31)間に、中間主柱(32)の両側に設けた梁仕口(32a)の下面に接し、中間主柱(32)を扛上する水平姿勢の昇降ビーム(閂)(44)を夫々設け、昇降ビーム(閂)(44)の一端が、架台(31)に正、逆回動可能に立設したスクリュー軸(37)に螺合せるナット(42)をもち、かつ、架台(31)に回り止めした昇降ブロック(41)に対して旋回可能に軸支するとともに、他端を架台(31)に正、逆回動可能に立設したスクリュー軸(37)に螺合せるナット(42)をもち、架台(31)に回り止めした昇降ブロック(41)に対して着脱可能に連結したものである。
請求項(抜粋):
基礎上において中高層階建物構造物の屋上階及び最上階を組立てたのち、建物構造体を構成する外周主柱近傍の両側梁下面を扛重手段の(A)の閂にて支持して扛上し、この扛上により生ずる作業空間部に下層階を順次組み立てて構築するようにした建物構造体の建築工法において、建築構造体を構成する中間主柱を建柱する基礎杭または地層階主柱上に、建柱される中間主柱を乗載結合する施工ブロック(埋め殺し柱)を挟むように水平姿勢の昇降ビーム(閂)をもつ扛重手段(D)を配設せしめ、一方、1層階分高さの外周主柱の搬入組立てと前後して施工ブロック上に略1.5層階分の高さを有する中間主柱を搬入乗載し、この中間主柱および外周主柱相互間の梁の組立て、天井部材、小梁などを取付て建物構造体の屋上階及び最上階を組立てるとともに、この組立て作業と前後して中間主柱の両側梁下面に、扛重手段(D)の昇降ビーム(閂)を配設する第1工程、扛重手段(A)と同調して、扛重手段(D)により最上階層を1層階分高さに満たない高さ分だけ扛上したのち、施工ブロック(埋め殺し柱)上に短尺の仮受け柱を乗載するとともに、最上階層を若干降下させ、全荷重を仮受け柱に預け、昇降ビーム(閂)をフリーにする第2工程、フリーとなった扛重手段(D)の昇降ビーム(閂)と扛重手段(A)の閂をさらに降下させ、扛重手段(D)の昇降ビームと梁下面との間に梁受け台を介装する第3工程、扛重装置(A)、(D)により建築構造体を扛上し、フリーとなった仮受け柱を退避させるとともに、建築構造体を第1工程時点より1層階分より若干高く扛上したのち、1層階分の高さをもつ次層階の外周主柱を扛重手段(A)における施工ブロック上に、また、次層階の中間主柱を施工ブロック(埋め殺し柱)上に搬入設置し、扛重手段(A)、(D)の閂,昇降ビーム(閂)を若干降下して全荷重を各施工ブロックに預け、前後して次層階の梁を各主柱間に組立てる第4工程、フリーとなった扛重手段(A)(D)の閂昇降ビーム(閂)を移動して新たに設置された次層階の梁との干渉を避けながら最下位まで降下させたのち、昇降ビーム(閂)を原位置に復帰させ、次いで若干量上昇させて各主柱両側の梁下面部に臨ませる第5工程、前記第2〜5工程を繰り返し行い、所要階層の建築構造体を構築し2階以上の扛上ののちに、1,2階間の高さに調整した所定長さの外周主柱および中間主柱を施工ブロック上に組立て、各主柱の上部を2階の各主柱の下端と結合し、中間主柱の下端を施工ブロックと結合する第6工程、そののち扛重手段(D)における施工ブロック(埋殺し柱)を恒久部材として残し扛重手段(A)および扛重手段(D)を解体撤去し、前後して1階層の建築作業を完了させることを特徴とする建物構造体の建築工法。
FI (3件):
E04B 1/35 H ,  E04B 1/35 L ,  E04B 1/35 N
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (8件)
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