特許

J-GLOBAL ID：200903040782467139

β-マンナナーゼ、その生産菌並びにその製造法

発明者： 戸枝 一喜 ,  戸松 誠 ,  川端 康之
出願人/特許権者： 秋田県
代理人 (1件)： 久保田 藤郎
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2000-260348
公開番号（公開出願番号）：特開2002-065257
出願日： 2000年08月30日
公開日（公表日）： 2002年03月05日
要約：

【要約】【課題】 新規なβ-マンナナーゼを、安価な原料から効率よく製造できる微生物を検索し、該菌を用いる該酵素の製造法を確立すること。【解決手段】 マンナン、グルコマンナン、ガラクトマンナンおよびそれらのオリゴ糖に作用し、そのβ-1,4-D-マンノピラノシル結合を加水分解して、マンノース、マンノオリゴ糖、グルコマンノオリゴ糖、ガラクトマンノオリゴ糖を生成し、等電点が8.65(等電点電気泳動法による)であり、分子量が34kDa(SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法による)であり、N末端アミノ酸配列は配列表の配列番号1記載の配列を有するβ-マンナナーゼ;該β-マンナナーゼ生産能を有するバチルス・ポリミキサKT551株並びに該生産菌による上記β-マンナナーゼの製造法。

請求項（抜粋）：

下記の性質を有するβ-マンナナーゼ。(1)作用および基質特異性:本酵素はマンナン、グルコマンナン、ガラクトマンナンおよびそれらのオリゴ糖に作用し、そのβ-1,4-D-マンノピラノシル結合を加水分解して、マンノース、マンノオリゴ糖、グルコマンノオリゴ糖、ガラクトマンノオリゴ糖を生成する。(2)至適pH:本酵素の至適pHは6.5〜7.5である。(3)作用適温の範囲:pH7.0で30分間処理した場合、50°C以下で安定である。(4)等電点:pIは8.65(等電点電気泳動)(5)各種化合物の添加効果:本酵素はAg+ 、Cu2+、Mn2+、Fe3+の金属イオンに阻害される。その他、SDS、N-ブロモスクシンイミドにも阻害作用が認められる。(6)分子量:34kDa(SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法)(7)N末端アミノ酸配列:配列表の配列番号1記載の配列を有する。

IPC (4件)：

C12N 9/42 ZNA ,  C12N 1/20 ,  C12N 9/42 ,  C12R 1:12

FI (4件)：

C12N 9/42 ZNA ,  C12N 1/20 A ,  C12N 9/42 ,  C12R 1:12

Fターム (15件)：

4B050CC01 ,  4B050DD02 ,  4B050FF05E ,  4B050FF11E ,  4B050FF13E ,  4B050LL02 ,  4B065AA15X ,  4B065BA22 ,  4B065BB26 ,  4B065BD15 ,  4B065BD17 ,  4B065BD18 ,  4B065CA27 ,  4B065CA41 ,  4B065CA55