特許
J-GLOBAL ID:200903040795394033

重質油燃料焚きボイラの集塵灰と排脱排水の混合処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 内田 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-338062
公開番号(公開出願番号):特開平10-174946
出願日: 1996年12月18日
公開日(公表日): 1998年06月30日
要約:
【要約】【課題】 重質油を燃料とするボイラ排ガスの集塵装置から発生する集塵灰と排煙脱硫装置から発生する排水の効率的な混合処理方法を提供すること。【解決手段】 ボイラ排ガスの集塵灰と排脱排水とを混合し、還元剤を添加して5価のバナジウムを4価のバナジウムに還元し、得られる混合液に水酸化マグネシウム及び/又はアンモニア水を添加してpHを3〜9として生成した高濃度バナジウム含有沈殿物を分離し、分離液にさらに水酸化カルシウム又は酸化カルシウムを添加してpHを9〜12として蒸留してアンモニア水を回収し、蒸留残液中の硫酸カルシウムと水酸化マグネシウムとを分離して得られた硫酸カルシウムを主成分とするスラリを湿式排煙脱硫装置へ供給して石膏を回収することを特徴とする重質油燃料焚きボイラの集塵灰と排脱排水の混合処理方法。
請求項(抜粋):
重質油を燃料とするボイラの排ガス煙道に設けられた集塵装置にて回収した集塵灰と湿式排煙脱硫装置から発生する排水とを混合し、5価のバナジウムを4価のバナジウムに還元する還元剤を添加する混合工程と、前記混合工程で得られる混合液に水酸化マグネシウム及び/又はアンモニア水を添加してpHを3〜9とし、生成した高濃度バナジウム含有沈殿物を分離する固液分離工程と、前記固液分離工程から出る分離液にさらに水酸化カルシウム又は酸化カルシウムを添加してpHを9〜12とするpH調整工程と、前記pH調整後の液を蒸留して濃縮する蒸留工程と、該蒸留工程において濃縮された蒸留残液中の硫酸カルシウムと水酸化マグネシウムとを分離する水酸化マグネシウム分離工程と、該水酸化マグネシウム分離工程にて分離された硫酸カルシウムを主成分とするスラリを前記湿式排煙脱硫装置へ供給する工程と、前記蒸留工程で発生する蒸気を凝縮させアンモニア水を回収する凝縮工程とから構成されてなることを特徴とする重質油燃料焚きボイラの集塵灰と排脱排水の混合処理方法。
IPC (3件):
B09B 3/00 ,  B01D 53/50 ,  B01D 53/77
FI (2件):
B09B 3/00 304 G ,  B01D 53/34 125 R
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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