特許
J-GLOBAL ID:200903040966271288

量子認証方法,量子認証システム及び量子認証装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 有
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-255159
公開番号(公開出願番号):特開2009-088916
出願日: 2007年09月28日
公開日(公表日): 2009年04月23日
要約:
【課題】古典的暗証番号を認証機関に預けることなく、認証を行なえるようにする。【解決手段】第1のベル状態にある量子ビット対の一方の量子ビット列を第1の量子ビットホルダー1に保管し、他方の量子ビット列を第2の量子ビットホルダー6に保管し、変換部21により一方の量子ビット列に対して2値ビット列を作用させてベル状態を元のベル状態とは非直交な第2のベル状態に変換し、入力用量子暗証番号ビット列生成部3により前記2値ビット列のビット値に応じた非直交量子状態の量子ビット列を生成し、変換した量子ビット列と、非直交量子状態の量子ビット列と、他方の量子ビット列とに対して、ユニタリ変換処理を施すことで、第3のベル状態にある一対の再生量子ビット列を再生し、測定部71により第3のベル状態が第1のベル状態と一致するかどうかを測定し、一致すると測定された場合に、認証部52により正当性を認証する。【選択図】図7
請求項(抜粋):
N個の量子ビットから成る量子ビット列の対であってベル状態にある量子ビット対を用意する用意ステップと、 第1の量子ビットホルダーに、前記量子ビット対のうちの一方の量子ビット列を収納する収納ステップと、 第2の量子ビットホルダーに、前記量子ビット対のうちの他方の量子ビット列を収納して保管する保管ステップと、 該第1の量子ビットホルダーに収納されている上記一方の量子ビット列および該第2の量子ビットホルダーに収納保管されている上記他方の量子ビット列のなす2量子ビット列に対して、0と1とからなる真正Nビット暗証番号ビット列の値が1の部分に当たる部分を元の第1ベル状態とは非直交な別の第2ベル状態に変換する変換ステップと、 入力用Nビット暗証番号ビット列の値に応じ、前記入力用Nビット暗証番号ビット列を非直交量子状態の量子ビット列に置換して入力用量子暗証番号ビット列を生成する生成ステップと、 該変換ステップで変換された該第1の量子ビットホルダー中の量子ビット列と、該変換ステップで変換された該第2の量子ビットホルダー中の量子ビット列と、該生成ステップで生成された該入力用量子暗証番号ビット列とに対して、ユニタリ変換処理を施して、N個の再生量子ビットから成る再生量子ビット列の対であってベル状態にある再生量子ビット対を再生する再生ステップと、 該再生ステップで再生された上記再生量子ビット対のベル状態が該用意ステップで用意された量子ビット対のベル状態と一致するかどうかを測定する測定ステップと、 該測定ステップで、一致すると測定された場合は、該第1の量子ビットホルダーによる使用が正当であると認証するとともに、一致しないと測定された場合は、該第1の量子ビットホルダーによる使用が正当でないと認証する認証ステップとを備えて構成されたことを特徴とする、量子暗証番号を用いた認証方法。
IPC (1件):
H04L 9/12
FI (1件):
H04L9/00 631
Fターム (5件):
5J104AA05 ,  5J104AA07 ,  5J104KA04 ,  5J104NA05 ,  5J104NA38
引用特許:
出願人引用 (2件)

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