特許
J-GLOBAL ID:200903041159418590
コンクリート構造物の劣化予測計算方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
杉本 勝徳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-399705
公開番号(公開出願番号):特開2005-164256
出願日: 2003年11月28日
公開日(公表日): 2005年06月23日
要約:
【課題】コンクリート構造物の硫酸腐食環境下でのエトリンガイトと硫酸カルシウムによる浸食・劣化を予測計算する手法の提供。 【解決手段】本発明は、コンクリート構造物の硫酸腐食環境における劣化の進行を有限要素法により予測計算する方法であって、pH値が低い(硫酸濃度が高い)場合は、コンクリート表面のセメント水和物が硫酸カルシウムに変化する計算と、該硫酸カルシウムが膨張してコンクリートの空隙を埋めたときにコンクリート表面から剥離する計算とを行なうことによって硫酸カルシウムによる浸食量を計算し、pH値が高い(硫酸濃度が低い)場合は、硫酸カルシウムがアルミン酸三石灰と反応してエトリンガイトを生成する計算と、エトリンガイトの結晶成長圧によって膨張を引き起してコンクリートの空隙を埋めたときにコンクリート表面から剥離する計算とを行なうことによってコンクリート構造物の劣化の進行を予測計算する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
コンクリート構造物の硫酸腐食環境における劣化の進行を有限要素法により予測計算するコンクリート構造物の劣化予測計算方法であって、
pH値が低い場合は、コンクリート表面のセメント水和物が硫酸カルシウムに変化する計算と、該硫酸カルシウムが膨張してコンクリートの空隙を埋めたときにコンクリート表面から剥離する計算とを行なうことによって硫酸カルシウムによる浸食量を計算し、
pH値が高い場合は、硫酸カルシウムがアルミン酸三石灰と反応してエトリンガイトを生成する計算と、エトリンガイトの結晶成長圧によって膨張を引き起してコンクリートの空隙を埋めたときにコンクリート表面から剥離する計算とを行なうことによってエトリンガイトによる浸食量を計算し、
以上の計算によって計算した硫酸カルシウムによる浸食量とエトリンガイトによる浸食量の合計を時間経過に沿って累計することによってコンクリート構造物の劣化の進行を予測計算することを特徴とするコンクリート構造物の劣化予測計算方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (1件):
引用特許:
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