特許
J-GLOBAL ID:200903042079539732

補助作動を有する流体継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外9名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-540494
公開番号(公開出願番号):特表2001-521605
出願日: 1998年02月10日
公開日(公表日): 2001年11月06日
要約:
【要約】補助加圧作動油供給装置(103)が、通常、一対の回転部材(26、28)間の回転差に応じて作動する流体継手(32a、32b、32c)の制御を行ない、一対の回転部材を結合するクラッチ(68)を作動させる。通常、一対の回転部材間の回転差に応じて作動する流体ポンプ(48)からの作動油によって作動するクラッチ(68)の補充的な作動をするために、供給装置(103)の回転密封組立体(104)が加圧作動油を継手に送る。1つの実施形態では、流体継手(32a)はまた、ディファレンシャルギヤ組(36)を含む。流体継手の更なる実施形態(32b)が、補助加圧作動油供給装置(103)によって個々に作動させることができる一対のクラッチ包囲体(69)を有するクラッチ(68)を含む。流体継手の更なる実施形態(32c)が、環状ギヤ(26)と、継手を完全に貫いて延びる回転部材(28)とによって具体化される一対の回転部材を有する。
請求項(抜粋):
回転軸線を中心に一対の回転部材を回転自在に結合させる作動油を収容する ハウジング内の車両ドライブトレイン用流体継手であって、 前記回転軸線を中心に前記ハウジング内で回転可能な中空構造のケーシング と、 前記回転軸線に沿って前記ケーシング内に配置され、歯付きインペラを備え る油圧ポンプとを有し、前記歯付きインペラが、前記回転部材のうちの1つに 回転自在に連結され、外歯を持ち、前記油圧ポンプはまた、前記一対の回転部 材が互いに対して回転したときに前記ケーシングと前記歯付きインペラとの間 の相対回転でポンプ作用を行わせるため、内側リングギヤを備え、該内側リン グギヤは、前記歯付きインペラに対して偏心して回転することができるように 前記ケーシングによって取り付けられ、且つ、前記インペラの歯よりも1つ多 い数の、前記インペラの歯と噛み合い関係にある内歯を持ち、 作動油を油圧ポンプによって前記ハウジングから前記ケーシングへ圧送する 入口ポートと、 前記ケーシング内に配置され、作動ピストンを持つピストンチャンバを備え るクラッチとを有し、前記作動ピストンが、前記ピストンチャンバ内に受け入 れられ、前記クラッチに係合して前記2つの回転部材を互いに結合させるため 、加圧作動油によって作動され、 前記ケーシングが、前記加圧作動油を前記油圧ポンプから前記ピストンチャ ンバに圧送する移送ポートを備え、 前記ケーシングがまた、前記加圧作動油がピストンチャンバから流れる出口 ポートを備え、 弁要素を備えた制御弁を有し、前記弁要素が、前記出口ポートから間隔を隔 てた開放位置と閉鎖位置との間で移動でき、前記閉鎖位置は、圧送された前記 作動油が所定圧力に達したときに出口ポートをほぼ閉じ、これにより前記加圧 作動油の圧力を更に増大させ、前記ピストンを作動してクラッチを係合させ、 これにより前記一対の回転部材を互いに回転自在に結合させ、 前記ポンプの前記ポンプ作用と無関係に、前記加圧作動油を前記ポンプへの 、前記ケーシングの入口ポートに送るための補助加圧作動油供給装置を有する 、 流体継手。
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

前のページに戻る