特許
J-GLOBAL ID:200903042151909698

データ通信システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-140540
公開番号(公開出願番号):特開平10-336242
出願日: 1997年05月29日
公開日(公表日): 1998年12月18日
要約:
【要約】【課題】 回線断から復旧した後にアプリケーションに負荷をかけることなくアプリケーション間通信の再開を自動的に行う。【解決手段】 通信処理部33は、通信を行う相互のアプリケーションの組にセッションIDを割り当て各アプリケーションに通知し、各アプリケーション識別情報と共に通信管理テーブル40で管理する。また、セッションIDが付加された送信データを受け取ると、通信管理テーブル40に基づいてデータを渡すべきアプリケーションを特定する。通信処理部13,33は、データ送信時に送信データを送信データ情報保持部14に保持し、回線断後復旧後には保持したデータを再送する。また、データ受信時に受信データをアプリケーションに渡すと共に受信データ情報保持部34に一時保持する。但し、回線復旧後のデータ受信であれば、受信したデータと保持したデータとを比較し、一致すれば受信データをアプリケーションへ渡さない。
請求項(抜粋):
通信回線を介してデータ通信を行うアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、所定の通信手順に基づき回線の接続、切断、復旧処理及びその旨の通知を行う回線制御手段と、を備えた少なくとも2台のコンピュータを有するデータ通信システムにおいて、第1のコンピュータは、前記通信回線を介して相互にデータ通信を行う相互のアプリケーションの組を識別するための組識別情報を前記アプリケーションの組に割り当てる組識別情報管理手段と、組識別情報に各アプリケーションを特定しうるアプリケーション識別情報を対応させて記憶する通信管理テーブルと、各アプリケーションに、当該アプリケーションに割り当てられた組識別情報を通知する組識別情報通知手段と、送信するデータを保持するための第1の送信データ保持手段と、内部で動作するアプリケーションから組識別情報が付加された送信データを受け取ったとき、その組識別情報に基づき前記通信管理テーブルを参照することによってデータ送信先となるアプリケーションを特定し、前記送信データをその送信先アプリケーションが動作する前記コンピュータへ送信するとともに前記送信データを組識別情報を付加したまま前記第1の送信データ保持手段に書き込む第1の送信処理手段と、前記通信回線を介して受信したデータに関する情報を保持するための第1の受信データ情報保持手段と、前記通信回線を介して組識別情報が付加された受信データを受け取ったとき、その組識別情報に基づき前記通信管理テーブルを参照することによってデータの渡し先となるアプリケーションを特定し、前記受信データをそのアプリケーションに渡すとともに受信データに関する情報を前記第1の受信データ情報保持手段に書き込む第1の受信処理手段と、を有し、第1のコンピュータと通信を行う少なくとも1台の第2のコンピュータは、送信するデータを保持するための第2の送信データ保持手段と、内部で動作するアプリケーションから組識別情報が付加された送信データを、前記第1のコンピュータへ送信すると共に前記第2の送信データ保持手段に書き込む第2の送信処理手段と、前記通信回線を介して受信したデータに関する情報を保持するための第2の受信データ情報保持手段と、前記通信回線を介して受信したデータを送信先となるアプリケーションに渡すと共に受信したデータに関する情報を前記第2の受信データ情報保持手段に書き込む第2の受信処理手段と、を有し、前記各送信処理手段は、通信回線断後、通信回線の復旧を確認したとき前記送信データ情報保持手段に保持した送信データを再送し、前記各受信処理手段は、通信回線復旧後にデータを受信したとき、前記受信データ情報保持手段に保持した受信したデータに関する情報に基づき、通信回線復旧後に受信したデータがすでに受信済みであると判断したときにはアプリケーションへのデータ渡し及び受信データ情報の前記受信データ情報保持手段への書込みを行わないことを特徴とするデータ通信システム。
IPC (3件):
H04L 12/56 ,  G06F 13/00 353 ,  G06F 13/00 357
FI (3件):
H04L 11/20 102 A ,  G06F 13/00 353 T ,  G06F 13/00 357 Z
引用特許:
審査官引用 (3件)

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