特許
J-GLOBAL ID:200903042343540213
キナゾリン誘導体およびそれらを含有する薬学的組成物
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
山本 秀策
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-515387
公開番号(公開出願番号):特表2001-500891
出願日: 1997年09月23日
公開日(公表日): 2001年01月23日
要約:
【要約】本発明は、式Iのキナゾリン誘導体およびその塩、それらの調製、活性成分として式Iの化合物または薬学的に受容可能なその塩を含有する薬学的組成物に関する:ここで、mは、1〜2の整数であり;R1は、水素、ヒドロキシ、ハロゲノ、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、C1-3アルキル、C1-3アルコキシ、C1-3アルキルチオ、または、-NR5R6(ここで、R5およびR6は、同じであるかまたは違うものであり得、それぞれ水素またはC1-3アルキルを表す)を表し;R2は、水素、ヒドロキシ、ハロゲノ、メトキシ、アミノまたはニトロを表し;R3は、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1-3アルキル、C1-3アルコキシ、C1-3アルキノイルオキシ、トリフルオロメチル、シアノ、アミノまたはニトロを表し;X1は、-O-、-CH2-、-S-、-SO-、-SO2-、-NR7CO-、-CONR8-、-SO2NR9-、-NR10SO2-、または-NR11-(ここで、R7、R8、R9、R10およびR11は、それぞれ独立に、水素、C1-3アルキルまたはC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し)を表し;R4は、任意に置換された5員環もしくは6員環の飽和炭素環またはヘテロ環式基あるいはアルケニル、アルキニル、または任意に置換されたアルキル基を表し、ここでアルキル基はヘテロ原子連結基を含み得、ここでアルケニル、アルキニル、またはアルキル基は、アルキルおよび5員環もしくは6員環の飽和炭素環またはヘテロ環式基から選択される末端の任意に置換された基を有し得る。式Iの化合物および薬学的に受容可能なその塩は、癌および関節リウマチを含む多数の疾患状態の処置における価値ある特性として、VEGFの効果を阻害する。
請求項(抜粋):
以下の式Iのキナゾリン誘導体およびその塩: [ここで:mは、1〜2の整数であり;R1は、水素、ヒドロキシ、ハロゲノ、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、C1-3アルキル、C1-3アルコキシ、C1-3アルキルチオ、または、-NR5R6(ここで、R5およびR6は、同じであるかまたは違うものであり得、それぞれ水素またはC1-3アルキルを表す)を表し;R2は、水素、ヒドロキシ、ハロゲノ、メトキシ、アミノまたはニトロを表し;R3は、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1-3アルキル、C1-3アルコキシ、C1-3アルキノイルオキシ、トリフルオロメチル、シアノ、アミノまたはニトロを表し;X1は、-O-、-CH2-、-S-、-SO-、-SO2-、-NR7CO-、-CONR8-、-SO2NR9-、-NR10SO2-、または-NR11-(ここで、R7、R8、R9、R10およびR11は、それぞれ独立に、水素、C1-3アルキルまたはC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し)を表し;R4は、以下の13の群の1つから選択される:1)C1-5アルキルR12(ここで、R12は、O、SおよびNから独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する5員環または6員環の飽和ヘテロ環式基であり、このヘテロ環式基は炭素原子でC1-5アルキルと結合しており、そしてこのヘテロ環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、カルバモイル、C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ(C1-4アルキル)カルバモイル、C1-4アルカノイル、およびCF1-4アルコキシカルボニルから選択される1つまたは2つの置換基を有し得る)、またはC1-5アルキルR13(ここで、R13は、ピロリジン-1-イル、イミダゾリジン-1-イル、およびチオモルホリノから選択される基であり、この基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、カルバモイル、C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ(C1-4アルキル)カルバモイル、C1-4アルカノイル、およびC1-4アルコキシカルボニルから選択される1つまたは2つの置換基を有し得る);2)C2-5アルケニルR14(ここで、R14は、O、SおよびNから独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する5員環または6員環の飽和ヘテロ環式基であり、このヘテロ環式基は炭素原子でC1-5アルキルと結合しており、そしてこのヘテロ環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、カルバモイル、C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ(C1-4アルキル)カルバモイル、C1-4アルカノイル、およびC1-4アルコキシカルボニルから選択される1つまたは2つの置換基を有し得る);3)C2-5アルキニルR15(ここで、R15は、O、SおよびNから独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する5員環または6員環の飽和ヘテロ環式基であり、このヘテロ環式基は炭素原子でC1-5アルキルと結合しており、そしてこのヘテロ環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、カルバモイル、C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ(C1-4アルキル)カルバモイル、C1-4アルカノイル、およびC1-4アルコキシカルボニルから選択される1つまたは2つの置換基を有し得る);4)C1-5アルキルX2C1-5アルキルX3R16(ここで、X2およびX3は同じであるか違うものであり得、それぞれ-O-、-S-、-SO-、-SO2-、-NR17CO-、-CONR18-、-SO2NR19-、-NR20SO2-、または-NR21-(ここで、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立に、水素、C1-3アルキルまたはC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す)であり、R16は水素またはC1-3アルキルを表す)、ただしX1は、R4がC1-5アルキルX2C1-5アルキルX3R16である場合は、-CH2-であり得ない;5)C1-5アルキルX4COR22(ここで、X4は、-O-または-NR23-(ここで、R23は、水素、C1-3アルキルまたはC1-3アルコキシC2-3アルキルを表し)を表し、そしてR22は、-NR24R25または-OR26(ここで、R24、R25およびR26は同じであるか違うものであり得、それぞれ独立に、水素、C1-4アルキルまたはC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す));6)C1-5アルキルX5R2(ここで、X5は-O-、-S-、-SO-、-SO2-、-OCO-、-NR28CO-、-CONR29-、-SO2NR30-、-NR31SO2-、または-NR32-(ここで、R28、R29、R30、R31およびR32は、それぞれ独立に、水素、C1-3アルキルまたはC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す)であるかまたはX5はカルボニルであり、R27は、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはO、SおよびNから独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する5員環または6員環の飽和ヘテロ環式基を表し、このシクロペンチル、シクロヘキシルまたはヘテロ環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、C1-4アルコキシ、カルバモイル、C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ(C1-4アルキル)カルバモイル、C1-4アルカノイル、およびC1-4アルコキシカルボニルから選択される1つまたは2つの置換基を有し得るか、またはR27はC1-3アルキルであり、但しR27がC1-3アルキルである場合、X5は-S-、-SO-、-SO2-、-SO2NR30-、または-NR31SO2-であり、X1は-CH2-ではない);7)C1-3アルコキシC2-4アルキル(但し、X1が-S-、-SO-、または-SO2-である);8)X1が-O-である、C1-3アルコキシC2-4アルキルまたはC1-4アルキル;9)C1-5アルキルX6C1-5アルキルR33(ここで、X6は-O-、-S-、-SO-、-SO2-、-NR34CO-、-CONR35-、-SO2NR36-、-NR37SO2-、または-NR38-(ここで、R34、R35、R36、R37およびR38は、それぞれ独立に、水素、C1-3アルキルまたはC1-3アルコキシC2-3アルキルを表す)を表し、そしてR33は、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはO、SおよびNから独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を有する5員環または6員環の飽和ヘテロ環式基を表し、このシクロペンチル、シクロヘキシルまたはヘテロ環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキルおよびC1-4アルコキシ、ならびにさらに可能な置換基として、カルバモイル、C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ(C1-4アルキル)カルバモイル、C1-4アルカノイル、およびC1-4アルコキシカルボニルから選択される1つまたは2つの置換基を有し得る);10)R39(ここで、R39は、ピロリジン-3-イル、ピペリジン-3-イル、およびピペリジン-4-イルから選択される基であり、この基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキルおよびC1-4アルコキシ、カルバモイル、C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ(C1-4アルキル)カルバモイル、C1-4アルカノイル、およびC1-4アルコキシカルボニルから選択される1つまたは2つの置換基を有し得る);11)C1-5アルキルR40(ここで、R40はピペラジン-1-イルであり、これは、C1-4アルカノイル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4ヒドロキシアルキル、および-CONR41R42(ここで、R41およびR42はそれぞれ独立に、水素またはC1-4アルキルである)から選択される少なくとも1つの置換基を有する;12)C1-5アルキルR43(ここで、R43はモルホリノであり、これはオキソ、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、カルバモイル、C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ(C1-4アルキル)カルバモイル、C1-4アルカノイル、およびC1-4アルコキシカルボニルから選択される1つまたは2つの置換基を有し得る)ただし、R4がC1-5アルキルR43である場合、X1は-S-、-SO-、-SO2-、-SO2NR9-、または-NR10SO2-である;および13)C1-5アルキルR44(ここで、R44はモルホリノであり、これはオキソ、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル、カルバモイル、C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ(C1-4アルキル)カルバモイル、C1-4アルカノイル、およびC1-4アルコキシカルボニルから選択される少なくとも1つそして必要に応じて2つの置換基を有し得る);ただし、更なる条件として、R4が8)群から選択される場合、R1および/またはR2はニトロであるか、または少なくとも1つのR3がC1-3アルカノイルオキシである;]。
IPC (7件):
C07D239/94
, A61K 31/517
, A61P 9/00
, A61P 35/00
, C07D401/12
, C07D403/12
, C07D405/12
FI (7件):
C07D239/94
, A61K 31/517
, A61P 9/00
, A61P 35/00
, C07D401/12
, C07D403/12
, C07D405/12
引用特許:
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