特許
J-GLOBAL ID:200903042366683151

メチオニンの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 矢野 敏雄 ,  山崎 利臣 ,  久野 琢也 ,  アインゼル・フェリックス=ラインハルト
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-036873
公開番号(公開出願番号):特開2005-225882
出願日: 2005年02月14日
公開日(公表日): 2005年08月25日
要約:
【課題】好ましくない副反応及び最終生成物の分解を回避しながら、適切な割合でメチオニル-メチオニンを加水分解するための経済的かつ実用的な方法が強く望まれている。【解決手段】本発明は、加水分解反応により副生成物であるメチオニル-メチオニンを生成物であるメチオニンに速かに転換する、改善されたメチオニンの製造方法に関する。本発明は、高温(200°C〜280°C)及び短い滞留時間(20秒〜200秒)で行われる。この方法は、メチオニンの製造過程の間、所望の最終生成物であるメチオニンの最後の収率を増加させるのに適している。高温のために極めて高い空間-時間の収率が得られるので、本発明による方法の経済的な効率を保障することができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
下記のステップを含むメチオニンの製造方法: (a)炭酸カリウム、重炭酸カリウム及び水酸化カリウムから選ばれた少なくとも一つの化合物を、5-(β-メチルメルカプトエチル)ヒダントインを含有する溶液に添加して、5-(β-メチルメルカプトエチル)ヒダントインを加水分解することにより、メチオニンを含有する溶液を得るステップ; (b)メチオニンを含有する前記溶液を二酸化炭素で飽和させてメチオニンを沈殿させ、第1ろ過液を残すとともに、前記沈殿されたメチオニンを分離するステップ; (c)前記第1ろ過液を第1部分と第2部分に分けて第1部分をステップ(a)に戻し、第2部分は、ステップ(d)に移動させるステップ(ここで、第1ろ過液の第1部分は存在しなくてもよい); (d)前記第1ろ過液の第2部分を200°C超過の温度で十分な時間加熱し、加熱処理されたろ過液を得て、前記加熱処理されたろ過液を二酸化炭素で飽和させてメチオニン及び重炭酸カリウムを沈殿させ、第2ろ過液を残すとともに、沈殿されたメチオニン及び重炭酸カリウムを分離するステップ;及び (e)第2ろ過液を放出するか、またはこれをステップ(a)に戻すステップ。
IPC (2件):
C07C319/20 ,  C07C323/58
FI (2件):
C07C319/20 ,  C07C323/58
Fターム (11件):
4H006AA02 ,  4H006AC63 ,  4H006BC10 ,  4H006BC11 ,  4H006BC19 ,  4H006BD60 ,  4H006BE11 ,  4H006BE12 ,  4H006TA04 ,  4H006TB52 ,  4H006TC34
引用特許:
審査官引用 (6件)
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