特許
J-GLOBAL ID:200903042634685847

エジェクタサイクル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 伊藤 洋二 ,  三浦 高広 ,  水野 史博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-173844
公開番号(公開出願番号):特開2005-009757
出願日: 2003年06月18日
公開日(公表日): 2005年01月13日
要約:
【課題】可変絞り装置のダイヤフラムが破損してしまうことを防止する。【解決手段】ノズル41の冷媒流れ上流側に気液二相域まで減圧膨脹させる可変絞り装置60を設け、蒸発器30の冷媒出口側における冷媒過熱度が所定範囲になるように可変絞り装置60の絞り開度を制御するとともに、可変絞り装置60を外部均圧式温度膨張弁と同様な構成とする。これにより、ノズル効率及びエジェクタ効率を高めながら、広範囲の負荷変動に対応することができる。さらに、可変絞り装置60を外部均圧式温度膨張弁と同様な構成ととしたので、背圧室に封入するガスの圧力変化特性を最適にすることが容易になるとともに、ダイヤフラムが圧力差により破損してしまうことを未然に防止できる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
冷媒を吸入圧縮する圧縮機(10)と、 前記圧縮機(10)から吐出した冷媒を冷却する放熱器(20)と、 冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する蒸発器(30)と、 前記放熱器(20)の冷媒出口側に設けられ、前記蒸発器(30)の冷媒出口側における冷媒の過熱度に応じて絞り開度を変化させる可変絞り装置(60)と、 前記可変絞り装置(60)から流出した高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル(41)、前記ノズル(41)から噴射する高い速度の冷媒流により前記蒸発器(30)にて蒸発した気相冷媒を吸引し、前記ノズル(41)から噴射する冷媒と前記蒸発器(30)から吸引した冷媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させる昇圧部(42、43)を有するエジェクタ(40)と、 前記エジェクタ(40)から流出した冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離するとともに、気相冷媒の流出口が前記圧縮機(10)の吸入側に接続され、液相冷媒の流出口が前記蒸発器(30)側に接続された気液分離器(50)とを備え、 前記可変絞り装置(60)は、 変位することにより絞り開度を変化させる弁体(61)、 前記弁体(61)を変位させるとともに、前記蒸発器(30)の冷媒出口側の冷媒温度を感知して内圧が変化する背圧室(62)を構成する薄膜状のダイヤフラム(63)、 及び、前記ダイヤフラム(63)を挟んで前記背圧室(62)と反対側に、前記蒸発器(30)の冷媒出口側の冷媒圧力を導く圧力導入手段(67)を有して構成されていることを特徴とするエジェクタサイクル。
IPC (1件):
F25B1/00
FI (2件):
F25B1/00 389A ,  F25B1/00 395Z
引用特許:
審査官引用 (2件)

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