特許
J-GLOBAL ID:200903043248014330

多重ループを電気的に接続するための一対の互いに間隔を置いて並べられた平行な導体を含む交差要素を有する多重ループアンテナ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 東島 隆治
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-531085
公開番号(公開出願番号):特表2001-508260
出願日: 1998年01月12日
公開日(公表日): 2001年06月19日
要約:
【要約】送信回路(64)、受信回路、または送信/受信回路のいずれに接続されてもよい多重ループアンテナ(30)が提供される。送信回路により電力供給された時、そのアンテナはアンテナ近傍の区域すなわちゾーンに無線周波数の磁場(複数)を発生させる、しかしそれらはアンテナから約一波長以上の距離では実質的に相殺し、そのことによってアンテナ近傍の監視ゾーンを定義する。アンテナの放射用ループセグメント(36、38)は、電流が各ループセグメント内で正確に制御されるように、共通の給電点の周辺に中心を置き、幾何学的に対称である。
請求項(抜粋):
私は請求する: 1. ほぼ三角形状を持つ第一のループ要素; ほぼ三角形状を持つ第二のループ要素であって、第一および第二のループ要素がほぼ等しい寸法で、ほぼ同一平面上にあり、間隔を置いて並べられかつ倒置された関係にあるもの;および 第一のループ要素の第三の辺を第二のループ要素の一辺にかつ第二のループ要素の第三の辺を第一のループ要素の一辺に接続することにより、第一および第二のループ要素を電気的に接続する、一対の間隔を置いて並べられ平行な導体を備えた傾斜した交差要素 を具備することを特徴とする多重ループアンテナ。 2. ほぼアンテナの幾何学的中心を通って伸張する水平軸が交差要素を2等分しかつ、ループ要素が水平軸に対して相対する側に置かれるように、第一および第二のループ要素を分離することを特徴とする請求項1記載のアンテナ。 3. 水平軸が交差要素を2等分しかつループ要素の各々が、水平軸が第一および第二のループ要素の各々の一部と交差するように、水平軸を越えて部分的に伸張することを特徴とする請求項2記載のアンテナ。 4. ほぼアンテナの幾何学的中心を通って伸張する垂直軸が交差要素を2等分することを特徴とする請求項1記載のアンテナ。 5. 垂直軸が第一および第二のループ要素の各々を2等分することを特徴とする請求項4記載のアンテナ。 6. 第一および第二のループ要素の各々において、第一の辺の長さがそれらの第二の辺の長さの約2倍であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ。 7. 第一および第二のループ要素が単一の、ほぼ連続な導体を有することを特徴とする請求項1記載のアンテナ。 8. 第一および第二のループ要素に接続された電気的な回路要素を更に有することを特徴とする請求項1記載のアンテナ。 9. 回路要素が送信器を有することを特徴とする請求項8記載のアンテナ。 10. 送信器によって発生した電流が第一のループ要素では第一の向きにかつ第二のループ要素では、第一の向きと反対である、第二の向きに流れることを特徴とする請求項9記載のアンテナ。 11. 回路要素が受信器を有することを特徴とする請求項8記載のアンテナ。 12. 回路要素が交差要素の中心近傍でループ要素に接続され、ループがそれの周辺で幾何学的に対称であることを特徴とする請求項8記載のアンテナ。 13. ループ要素の一辺とそれに接続された交差要素との間に形成される角度が90°よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のアンテナ。 14. ループ要素の一辺とそれに接続された交差要素との間に形成される角度が90°よりも小さいことを特徴とする請求項1記載のアンテナ。 15. ループ要素の各々の第三の辺とそれに接続された交差要素との間に形成される角度が90°よりも小さいことを特徴とする請求項1記載のアンテナ。 16. アンテナが主に磁場を発生するようにアンテナの大きさがアンテナの動作の波長よりも実質的に小さいことを特徴とする請求項1記載のアンテナ。 17. ループ要素および交差要素を収納する堅い支持構造を更に有することを特徴とする請求項1記載のアンテナ。 18. 送信回路要素; 電磁場を発生するための送信回路要素に電気的に結合された送信アンテナであって、ほぼ等しい寸法の第一および第二のループ要素と、第一および第二のループ要素を共に電気的に結合する一対の間隔を置いて並べられて、平行な導体を有する傾斜した交差要素とを送信アンテナが有し、ループ要素の各々がほぼ三角形状に形成され、ループ要素がほぼ同一平面上にあり、間隔を置いて並べられかつ倒置された関係にあるもの; 送信アンテナから間隔を置いて並べられた受信アンテナであって、受信アンテナが送信アンテナと本質的に等しい大きさおよび幾何学的形状であって、監視ゾーンが送信アンテナと受信アンテナとの間に定義されるもの;および 受信アンテナに電気的に結合され、監視ゾーン内の共振マーカーすなわちタグの共振を所定の周波数で検出し、それから監視ゾーン内における保護される物品の存在を示す警報信号を発生するための受信回路要素 を具備することを特徴とする電子部品監視システム。 19. 第一のループ要素; 第二のループ要素;および 第一および第二のループ要素を直列に電気的に接続する傾斜した交差要素であって、交差要素が一対の間隔を置いて並べられて、ほぼ平行な導体を有し、それにおいて第一および第二のループ要素がほぼ等しい大きさでかつほぼ同一平面上にあり、間隔を置いて並べられた関係にあるもの を具備することを特徴とする多重ループアンテナ。 20. 電流を発生する送信装置を更に有し、発生した電流が第一および第二のループ内を相反する向きに流れ、それによって遠方で互いに相殺する場(複数)を発生させることを特徴とする請求項19記載の多重ループアンテナ。 21. 交差要素における間隔を置いて並べられた導体が、一方の導体により発生した場が他方の導体により発生した場によって実質的に相殺されるように、相互から近くに並べられていることを特徴とする請求項19記載の多重ループアンテナ。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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