特許
J-GLOBAL ID:200903044175755740

伸線加工性に優れた高炭素鋼線材または鋼線の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-138702
公開番号(公開出願番号):特開平8-003639
出願日: 1994年06月21日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 伸線加工性に優れた高炭素鋼線材または鋼線の製造方法を提供する。【構成】 重量%で、C:0.80〜0.90%、Si:0.15〜1.50%、Mn:0.10〜1.00%を含有し、必要に応じて合金成分としてさらにCr、Ti、Cu、Ni、Mo、Nb、V、B、Caの1種以上を含み、P:0.02%以下、S:0.01%以下、Al:0.003%以下に制限され、残部がFeおよび不可避的不純物からなる化学組成の鋼片を線材に圧延後、1100〜755°Cの温度範囲から、350°C以上500°Cを超えない特定の温度の硝酸塩系溶融塩に浸漬し、この温度範囲にベイナイト変態が開始しない範囲内でまたはベイナイト変態開始後でかつベイナイト変態終了前の範囲内で、一定時間保定した後、昇温し、完全にベイナイト変態が終了するまで保定することを特徴とする伸線加工性に優れた高炭素鋼線材または鋼線の製造方法。
請求項(抜粋):
重量%でC:0.80〜0.90%、Si:0.15〜1.50%、Mn:0.10〜1.00%を含有し、合金成分としてさらにCr:0〜1.00%(無添加の場合を含む)、Ti:0〜0.20%( 〃 )、Cu:0〜1.00%( 〃 )、Ni:0〜1.00%( 〃 )、Mo:0〜0.50%( 〃 )、Nb:0〜0.20%( 〃 )、V:0〜0.20% ( 〃 )、B:0〜0.01% ( 〃 )、Ca:0〜0.05%( 〃 )を含有し、P:0.02%以下、S:0.01%以下、Al:0.003%以下に制限され、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成の鋼片を線材に圧延後、1100〜755°Cの温度範囲から、350°C以上500°Cを超えない温度範囲で下記式(1)で定める温度T1 に加熱溶融され、かつガス体による攪拌下にある硝酸塩系溶融塩に浸漬し、この温度範囲に、ベイナイト変態が開始しない範囲内でまたはベイナイト変態開始後でかつベイナイト変態終了前の範囲内で、一定時間保定した後、昇温し、完全にベイナイト変態が終了するまで保定することを特徴とする伸線加工性に優れた高炭素鋼線材の製造方法。T1 ≦950-100×D ・・・(1)但し、D:線材径(mmφ)
IPC (7件):
C21D 8/06 ,  C21D 9/52 103 ,  C21D 9/58 102 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/16 ,  C22C 38/32 ,  C22C 38/54
引用特許:
審査官引用 (5件)
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