特許
J-GLOBAL ID:200903044196718462
音源分離方法およびそのシステム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中野 寛也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-043719
公開番号(公開出願番号):特開2005-234246
出願日: 2004年02月19日
公開日(公表日): 2005年09月02日
要約:
【課題】 複数の雑音から目的音を精度よく分離することができる音源分離方法およびそのシステムを提供すること。【解決手段】 目的音SCと雑音SR,SLとを分離するにあたり、目的音SCの到来方向を含む面で仕切られた第1空間と第2空間との境界位置に遮音体20を配置し、この遮音体20の第1、第2空間側に設けられた第1、第2受音装置30,40により4方向に指向性を形成して受音し、周波数解析を行った後、第1階層処理(例えばSAFIA)で第1空間側の雑音SRとそれ以外の音(SC,SL)とを分離するとともに、第2空間側の雑音SLとそれ以外の音(SC,SR)とを分離し、さらに、第2階層処理(例えばSS)で目的音SCを分離する。なお、第3階層処理としてスペクトル統合処理を行うことが好ましい。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
目的音と雑音とを分離する音源分離方法であって、
前記目的音の到来方向を含む面で仕切られた第1空間と第2空間との境界位置に遮音体を配置し、
この遮音体の前記第1空間側に設けられた第1受音装置により、前記目的音の到来方向に一致するか若しくは前記目的音の到来方向に対して小さな角度をなす第1空間側主方向およびこの第1空間側主方向よりも前記目的音の到来方向に対して大きな角度をなす第1空間側副方向の2方向に指向性を形成して受音するとともにこれらの受音信号の周波数解析を行い、
これと並行して、前記遮音体の前記第2空間側に設けられた第2受音装置により、前記目的音の到来方向に一致するか若しくは前記目的音の到来方向に対して小さな角度をなす第2空間側主方向およびこの第2空間側主方向よりも前記目的音の到来方向に対して大きな角度をなす第2空間側副方向の2方向に指向性を形成して受音するとともにこれらの受音信号の周波数解析を行った後、
第1階層処理として、前記第2受音装置で前記第2空間側主方向に指向性を向けて得られたスペクトルと前記第1受音装置で前記第1空間側副方向に指向性を向けて得られたスペクトルとを用いて、前記第1空間側の前記雑音とそれ以外の音とを分離する第1空間側雑音分離処理を行うとともに、前記第1受音装置で前記第1空間側主方向に指向性を向けて得られたスペクトルと前記第2受音装置で前記第2空間側副方向に指向性を向けて得られたスペクトルとを用いて、前記第2空間側の前記雑音とそれ以外の音とを分離する第2空間側雑音分離処理を行い、
続いて、第2階層処理として、前記第1階層処理としての前記第1空間側雑音分離処理で分離された前記第1空間側の前記雑音のスペクトルと前記第2空間側雑音分離処理で分離された前記第2空間側の前記雑音以外の音のスペクトルとを用いて前記目的音を分離する第1の目的音分離処理、および/または前記第1階層処理手段としての前記第2空間側雑音分離処理で分離された前記第2空間側の前記雑音のスペクトルと前記第1空間側雑音分離処理で分離された前記第1空間側の前記雑音以外の音のスペクトルとを用いて前記目的音を分離する第2の目的音分離処理を行う
ことを特徴とする音源分離方法。
IPC (7件):
G10L15/20
, G01S5/18
, G10L15/00
, G10L15/28
, G10L21/02
, H04R1/40
, H04R3/00
FI (9件):
G10L3/02 301Z
, G01S5/18
, H04R1/40 320Z
, H04R3/00 320
, G10L3/00 511
, G10L3/00 551H
, G10L3/00 551Q
, G10L3/00 551G
, G10L3/02 301E
Fターム (20件):
5D015AA06
, 5D015BB02
, 5D015CC01
, 5D015DD02
, 5D015EE04
, 5D015KK02
, 5D020BB07
, 5J083AA05
, 5J083AB20
, 5J083AC18
, 5J083AC29
, 5J083AD17
, 5J083AF14
, 5J083BC04
, 5J083BE18
, 5J083BE41
, 5J083BE53
, 5J083CA10
, 5J083CA11
, 5J083CA38
引用特許:
出願人引用 (1件)
-
特許第3355598号掲載公報(段落[0006]、[0007]、図1、要約)
審査官引用 (2件)
引用文献:
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