特許
J-GLOBAL ID:200903044212592954

駆動力伝達用歯車配列構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 有
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-257341
公開番号(公開出願番号):特開平7-110054
出願日: 1993年10月14日
公開日(公表日): 1995年04月25日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、駆動力伝達用歯車配列構造に関し、はすば歯車をそなえた軸の支持構造を簡素化できるようにすることを目的とする。【構成】 入力された回転駆動力を差動機構4を介して出力する第1及び第2の出力軸2,3と、第1の出力軸2の回転駆動力を増速又は減速して第2の出力軸3に出力しうる増減速機構6と、増減速機構6と第2の出力軸3との間に第1,第2のカップリング7,8とをそなえ、増減速機構6が第1,第2,第3のギア13A,14A,15Aとこれらの各ギアにそれぞれ噛合する第1,第2,第3のカウンタギア18A,18B,18Cとから構成され、カップリング7の係合時に押圧部材の押圧方向と第2のギア14Aのスラスト力の方向とが互いに逆向きになるように設定し、カップリング8の係合時に押圧部材の押圧方向と第3のギア15Aのスラスト力の方向とが互いに逆向きになるように構成する。
請求項(抜粋):
回転駆動力を入力される入力軸と、該入力軸に入力された該回転駆動力を差動機構を介して前輪系及び後輪系又は左輪系及び右輪系に出力する第1及び第2の出力軸と、該第1の出力軸の該回転駆動力を増速または減速して該第2の出力軸に出力しうる増減速機構と、該増減速機構と該第2の出力軸との間で該回転駆動力の伝達を行ないうるカップリングとをそなえ、該増減速機構が、該第1の出力軸側にそなえられた第1のギアと、該第2の出力軸側にそなえられた第2及び第3のギアと、該第1のギアと該第2及び第3のギアとにそれぞれ噛合する第1,第2及び第3のカウンタギアとから構成され、該カップリングが、該第2のギアと一体に軸方向へ移動する部材と該第2の出力軸との間に設けられた第1のカップリングと、該第3のギアと一体に軸方向へ移動する部材と該第2の出力軸との間に設けられた第2のカップリングとをそなえ、該第2のギアの軸方向に押圧力を与えることにより該第1のカップリングを係合させる第1の押圧部材と、該第3のギアの軸方向に押圧力を与えることにより該第2のカップリングを係合させる第2の押圧部材とをそなえ、該第1の押圧部材による押圧時に該第1のカウンタギアと該第2のカウンタギアとを介して該第1のギアと該第2のギアとの間で回転駆動力が伝達されるとともに、該第2の押圧部材による押圧時に該第1のカウンタギアと該第3のカウンタギアとを介して該第1のギアと該第3のギアとの間で回転駆動力が伝達されるように構成され、該第1のギアと該第2及び第3のギアとがいずれも同一方向に捩じれた歯すじを有するすば歯車であるとともに、該第1、第2及び第3のカウンタギアがいずれも該第1のギアと該第2及び第3のギアとに噛合しうるように、これらの第1のギアと第2及び第3のギアと異なる方向に捩じれた歯すじを有するはすば歯車であって、該第1のカップリング係合時に、該第1の押圧部材の押圧方向と該はすば歯車の回転に伴って該第2のギアに生じるスラスト力の方向とが、互いに逆向きになるように設定されるとともに、該第2のカップリング係合時に、該第2の押圧部材の押圧方向と該はすば歯車の回転に伴って該第3のギアに生じるスラスト力の方向とが、互いに逆向きになるように設定されていることを特徴とする、駆動力伝達用歯車配列構造。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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