特許
J-GLOBAL ID:200903044384792955

耐火性の優れた建築用400N鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-156884
公開番号(公開出願番号):特開平10-068015
出願日: 1997年06月13日
公開日(公表日): 1998年03月10日
要約:
【要約】【課題】 建築、土木分野に使用され、各種建造物に用いる700°Cの耐火性が優れた400N/mm2 級鋼の製造法を提供する。【解決手段】 低C-高Mo-Nb鋼で、その他の合金元素を制御し、ミクロ組織をベイナイト主体として、常温と700°Cの強度(常温の2/3以上)を確保する方法に関する発明である。まず、ミクロ組織をベイナイト主体とするため、新たに知見したベイナイトパラメーターDB を0.4〜0.5の範囲に制御し、その鋼を高温加熱/高温圧延し、放冷して製造する方法である。【効果】 本発明の化学成分および製造法で製造した鋼材は、常温の耐力(YS)が400N/mm2 以上でYRが80%以下、700°CのYSが常温規格値のYSの2/3以上の特性を備えており、建築用耐火鋼材として必要な特性を兼ね備えている。
請求項(抜粋):
重量比で、C :0.005〜0.04%、Si:0.3%以下、Mn:0.5〜1.0%、P :0.015%以下、S :0.015%以下、Mo:1.0〜1.3%、Nb:0.01〜0.05%、Ti:0.005〜0.02%、Al:0.10%以下、N :0.001〜0.006%を含有し、残部が実質的にFeからなり、且つ、合金元素の積で下記式DB の値が0.4〜0.5からなる鋼を1100°C〜1300°Cに再加熱後、熱間塑性加工を850〜1000°Cで終了して、その後、常温まで放冷して、ミクロ組織をベイナイト主体とすることを特徴とする耐火性の優れた建築用400N鋼の製造方法。DB = 0.258√C (1+0.3Si)(1+1.5Mn)(1+3.8Mo)(1+12Nb)(各元素の量はmass%)
IPC (3件):
C21D 8/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14
FI (3件):
C21D 8/00 A ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/14
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (7件)
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