特許
J-GLOBAL ID:200903045457163591

インキ転移量安定化装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-083910
公開番号(公開出願番号):特開平8-281916
出願日: 1995年04月10日
公開日(公表日): 1996年10月29日
要約:
【要約】【目的】インキ供給量の経時的変動を補正すると共に、インキ転移率の低下によるインキローラー群内のインキ余り状態を最小限に止め、インキ余りの進行によって発生するトラブル等を事前に回避し、常に適正なインキ量を供給するインキ転移量安定化装置を提供する。【構成】版胴に近い2つの金属ローラーのインキ膜厚を測定して、インキ膜厚差の変化から、インキローラー上のインキ余り状態の予兆を捉えて、インキ元ローラーの温度を制御し、事前にトラブルを回避して、常に適正なインキ量を供給する。また、過度に進行したインキ余り状態が発生した場合には、ブリッチローラーを着脱して、発生元へ直接インキ供給をやることにより、速やかにインキ余り状態を解消できるようにした。
請求項(抜粋):
オフセット印刷において、インキングローラーから刷版上に転移するインキ量を常に適正量にコントロールする装置において、次の手段、すなわち、(イ)版胴に近傍したローラーで、刷り始め側に位置する金属ローラー上の予め決めた任意の位置のインキ膜厚を測定する手段、(ロ)版胴に近傍したローラーで、刷り終わり側に位置する金属ローラー上の予め決めた任意の位置のインキ膜厚を測定する手段、(ハ)インキ元ローラーの表面温度を測定する手段、(ニ)インキ元ローラーが1乃至複数に区切られた中空管になっていて、この中空管にローラー表面温度を調節する液体を流す手段、(ホ)インキ元ローラーの表面温度を、予め決めた閾値レベルと比較して、判断結果から(ニ)の中空管に送る液量を調節することによりインキ元ローラーの表面温度を調節する手段、(ヘ)版胴に近傍したローラーで刷り始め側に位置する金属ローラー上の予め決めた任意の位置のインキ膜厚情報、及び版胴に近傍したローラーで刷り終わり側に位置する金属ローラー上の予め決めた任意の位置のインキ膜厚情報から刷り始め側のインキ膜厚と刷り終わり側のインキ膜厚の差を求める手段、(ト)上記刷り始め側のインキ膜厚、刷り終わり側のインキ膜厚、インキ膜厚の差、インキ元ローラー表面温度の各測定値の経時的変動推移から判断して、(ニ)の中空管に送る液量を調節することによりインキ元ローラー表面温度を調節する手段、以上、少なくとも(イ)乃至(ト)を具備することを特徴とするインキ転移量安定化装置。
IPC (2件):
B41F 31/02 ,  B41F 31/26
FI (3件):
B41F 31/02 A ,  B41F 31/26 Z ,  B41F 31/02 S
引用特許:
出願人引用 (10件)
  • 特開昭61-163859
  • 特開昭62-227749
  • 特開平1-182048
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