特許
J-GLOBAL ID:200903045950585926

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-042374
公開番号(公開出願番号):特開平10-238319
出願日: 1997年02月26日
公開日(公表日): 1998年09月08日
要約:
【要約】【課題】 ベーン式バルブタイミング制御装置において、油圧室の油量低下時にロータのベーンがハウジングの油圧室に衝突して打音が発生するのを簡単な構造で防止する。【解決手段】 ハウジング7の各ベーン室12にて当接面となる壁面12a,12bの最も外側の部分に油溜まり穴14a,14bが設けられる一方、各ベーン10にて当接面となる側面10a,10bにそれらの油溜まり穴と微かなクリアランスをもって嵌合する凸部15a,15bがそれぞれ設けられる。ベーン10がハウジング7と衝突するような場合、油溜まり穴14a,14bに凸部15a,15bが進入し、中の油を圧縮しようとする。その際、微かなクリアランスから油が逃げることとなり、ベーン10とハウジング7との衝突速度が緩和される。その結果、衝突時の衝撃が緩和され、打音の発生が回避される。
請求項(抜粋):
内周面に少なくとも1つの凹部を有するとともに、回転軸を中心に回転可能に設けられた第1の回転体と、少なくとも一方を液圧室とする2つの室に前記凹部を区画する少なくとも1つのベーンを有するとともに、前記回転軸と同軸に回転可能に設けられた第2の回転体と、前記第1の回転体又は前記第2の回転体の一方を回転せしめるクランクシャフトと、前記第1の回転体又は前記第2の回転体の他方と連動して回転しバルブを駆動するカムシャフトと、機関運転状態に応じて、前記液圧室に供給される液量を制御することにより、前記回転軸回りに前記第1の回転体と前記第2の回転体とを相対回転せしめる制御手段と、を具備する、内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記液圧室の壁面を構成し前記相対回転にて相互に他方に当接可能な前記第1の回転体の当接面と前記第2の回転体の当接面とに所定クリアランスをもって嵌合可能な嵌合部を設けたことを特徴とする、内燃機関のバルブタイミング制御装置。
FI (2件):
F01L 1/34 E ,  F01L 1/34 Z
引用特許:
審査官引用 (6件)
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