特許

J-GLOBAL ID：200903045985886317

車両用駆動力配分装置

発明者： 和田 一浩 ,  北村 克弘 ,  本多 健司
出願人/特許権者： 本田技研工業株式会社
代理人 (1件)： 落合 健 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-126141
公開番号（公開出願番号）：特開平9-309356
出願日： 1996年05月21日
公開日（公表日）： 1997年12月02日
要約：

【要約】【課題】 左右の車輪間で駆動力の配分を行う駆動力配分装置において、右輪→左輪の増速比と、左輪→右輪の増速比とが等しくなるようにする。【解決手段】 左油圧クラッチCL 及び右油圧クラッチCR を選択的に係合させることによりエンジンEの駆動力を左右の前輪WFL,WFRに配分する駆動力配分装置Tは、第1、第2、第3ピニオン13,14,15と、それらに噛合する第1、第2、第3サンギヤ17,18,19とを備える。第1ピニオンの歯数=16、第2ピニオンの歯数=16、第3ピニオンの歯数=32、第1サンギヤの歯数=30、第2サンギヤの歯数=26、且つ第3サンギヤの歯数=28に設定することにより、右前輪WFLから左前輪WFRへの増速比(約1.1538)と、左前輪WFRから右前輪WFLへの増速比(約1.1555)とを略等しくすることができる。

請求項（抜粋）：

左右の車輪(WFL,WFR)に連なる一対の回転軸(9,AR)にエンジン(E)の駆動力を配分する駆動力配分装置(T)が、一方の回転軸(9)回りに回転可能に支持されたキャリヤ部材(11)と、第1ピニオン(13)、第2ピニオン(14)及び第3ピニオン(15)を相互に相対回転不能に備えてキャリヤ部材(11)に回転可能に支持された複数の3連ピニオン部材(16)と、第1ピニオン(13)に噛合するとともに他方の回転軸(AR )に連結された第1サンギヤ(17)と、第2ピニオン(14)に噛合するとともに一方の回転軸(9)に連結された第2サンギヤ(18)と、第3ピニオン(15)に噛合する第3サンギヤ(19)と、第3サンギヤ(19)を固定部材(20)に連結し得る第1クラッチ(CL )と、キャリヤ部材(11)を固定部材(20)に連結し得る第2クラッチ(CR )と、から構成された車両用駆動力配分装置において、第1ピニオン(13)及び第1サンギヤ(17)のギヤ比をR1 とし、第2ピニオン(14)及び第2サンギヤ(18)のギヤ比をR2 とし、第3ピニオン(15)及び第3サンギヤ(19)のギヤ比をR3 としたとき、R1 :R2 :R3 =1.00:1.15:2.14の関係がほぼ成立するように、前記第1、第2、第3ピニオン(13,14,15)の歯数及び前記第1、第2、第3サンギヤ(17,18,19)の歯数を設定したことを特徴とする車両用駆動力配分装置。

IPC (2件)：

B60K 23/04 ,  F16H 48/20

FI (2件)：

B60K 23/04 E ,  B60K 17/20

引用特許：

審査官引用 (4件)

• 車両用動力伝達装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平6-251869   出願人：本田技研工業株式会社
• 特開平4-321435
  
• 車両用左右駆動力調整装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-155427   出願人：三菱自動車工業株式会社
• 特開平4-321435