特許
J-GLOBAL ID:200903046233911165

自動変速機の変速制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 豊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-256061
公開番号(公開出願番号):特開平11-141675
出願日: 1998年08月26日
公開日(公表日): 1999年05月25日
要約:
【要約】【課題】 クラッチなどの係合要素の経時劣化などの状態の如何に関わらず、スリップ開始点を安定させて安定した制御を実現すると共に、係合要素のスリップを所定範囲に抑えて現在段の制御期間を短くして耐久性を向上させ、次段制御にスムーズに連続させる。【解決手段】 現在段の制御の初期期間である第1のステップ(ステップ1)において現在段のクラッチなどが第1目標スリップ率ECLO2になるようにフィードバック制御し(S10からS24)、後続期間である第2のステップ(ステップ2)に進み、現在段のクラッチなどが第2目標スリップ率ECLO2になるようにフィードバック制御すると共に、実スリップ率と第2目標スリップ率の偏差に応じて油圧指令信号(供給油圧減トルク指令値QTRQ)を補正し(S26からS34)、補正した値に基づいて次回の油圧指令信号を決定する(S36)。
請求項(抜粋):
入出力部材間に形成された複数の動力伝達経路と、前記動力伝達経路を選択的に設定する複数の係合要素と、前記係合要素の係合作動油圧を油圧指令信号に応じて制御する係合制御手段とを備え、シフトアップ信号に基づいて、前記複数の係合要素のうち前段係合要素の作動油圧を低下させてスリップ制御しつつ開放させると共に、次段係合要素を係合させて現在段から次段へのシフトアップを行う自動変速機の変速制御装置において、a.前記現在段係合要素が第1目標スリップ率となるように油圧指令信号を決定する第1ステップ、b.前記現在段係合要素のスリップ率が第2目標スリップ率となるようにフィードバック制御する第2ステップ、c.前記第1ステップにおける前記現在段係合要素の実スリップ率を検出し、検出したスリップ率と前記第2目標スリップ率との差に応じて前記第1ステップの油圧指令信号を補正する油圧指令信号補正手段、およびd.前記補正された油圧指令信号に基づいて次回のシフトアップ時の油圧指令信号を決定する次回油圧指令信号決定手段、を備えたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/08 ,  F16H 59:46 ,  F16H 63:12
引用特許:
審査官引用 (3件)

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