特許
J-GLOBAL ID:200903046417814120

質量分析を利用したアミノ酸配列解析システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-101495
公開番号(公開出願番号):特開2007-278712
出願日: 2006年04月03日
公開日(公表日): 2007年10月25日
要約:
【課題】デノボ・シーケンスを用いたペプチドのアミノ酸配列の推定精度を高める。【解決手段】ペプチド混合物についてのMS2分析とMS3分析を実行しそれぞれマススペクトルを取得する(S1、S2)。それから、両マススペクトルに共通に現れるピークを集めたピークリスト(S3)、MS2/MS3分析のプリカーサの質量数差だけMS3マススペクトルを高質量数側にシフトして作成したスペクトルとMS2マススペクトルとに共通に現れるピークを集めたピークリスト(S4)、など全部で6種類の、各末端別のピークを集めたピークリストを作成し(S5〜S8)、その後にN末端、C末端別のピークリストに集約する(S9)。この2つのピークリストをデノボ・シーケンスの解析用ソフトウエアに供しアミノ酸配列推定を実行する。推定結果の信頼度が低い場合にはS2に戻り別のプリカーサを選択してMS3分析を実行しS3〜S10を繰り返す。【選択図】図2
請求項(抜粋):
質量分析を利用して被検試料のアミノ酸配列を推定するためのアミノ酸配列解析システムであって、 a)被検試料のMSn-1分析(nは2以上の整数)により得られたマススペクトルに現れるピークを選択して該ピークに対応したイオンをプリカーサイオンとしてMSn分析を実行してMSnマススペクトルを取得するとともに、該MSnマススペクトルに現れるピークを選択して該ピークに対応したイオンをプリカーサイオンとしてMSn+1分析を実行してMSn+1マススペクトルを取得する質量分析手段と、 b)前記質量分析手段により得られたMSnマススペクトルとMSn+1マススペクトルとに共通に現れるピークを抽出して該ピークに対応するイオンの質量数情報を収集するほか、MSn+1マススペクトルに対しMSn分析とMSn+1分析のプリカーサイオンの質量数差のシフト処理と、MSn+1分析のプリカーサイオンの質量数位置を基準とする折返し処理とのいずれか一方又は両方を行った上でその処理後のマススペクトルとMSnマススペクトルとに共通に現れるピークを抽出して該ピークに対応するイオンの質量数情報を収集し、それら収集した質量数情報をアミノ酸配列の末端毎に集約したピークリストを作成するピークリスト作成手段と、 c)前記ピークリスト作成手段によって作成された、アミノ酸配列末端毎に集約されたピークリストを基にアミノ酸配列を推定する配列推定手段と、 を備えることを特徴とするアミノ酸配列解析システム。
IPC (1件):
G01N 27/62
FI (2件):
G01N27/62 V ,  G01N27/62 D
Fターム (11件):
2G041CA01 ,  2G041DA04 ,  2G041FA13 ,  2G041GA06 ,  2G041GA08 ,  2G041GA09 ,  2G041GA10 ,  2G041JA02 ,  2G041LA06 ,  2G041LA11 ,  2G041LA20
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (4件)
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