特許

J-GLOBAL ID：200903046490059186

耐衝撃性に優れる高張力熱延鋼板およびその製造方法

発明者： 高木 周作 ,  三浦 和哉 ,  古君 修 ,  小原 隆史
出願人/特許権者： 川崎製鉄株式会社
代理人 (1件)： 小川 順三 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-223910
公開番号（公開出願番号）：特開平9-067641
出願日： 1995年08月31日
公開日（公表日）： 1997年03月11日
要約：

【要約】【課題】 高歪速度下での耐衝撃強度に優れる自動車用高張力熱延鋼板を得る。【解決手段】 鋼板の組織が主としてフェライトとマルテンサイトの2相からなり、かつ鋼板表面から少なくとも板厚の2%までの表層部には、フェライトの平均粒径が5μm未満、マルテンサイトの平均粒径が3μm未満の組織を有する高張力熱延鋼板と、この鋼板を熱間粗圧延後、鋼板表面への衝突圧が25kgf/cm2 以上となる超高圧デスケーリング処理を施し、その後、仕上げ圧延後、 750〜700°Cの温度域に冷却速度30°C/sec 以上で冷却してから、650 °Cまでは空冷し、次いで30°C/sec の冷却速度で 500°C以下の温度に冷却し、コイルに巻取る方法にて製造する。

請求項（抜粋）：

C:0.05〜0.2 wt%、Si:1.5 wt%以下、Mn:0.5 〜3.0 wt%、S:0.010 wt%以下、を含有し、さらにP:0.03〜0.15wt%、Cr:0.5 〜2.0 wt%およびMo:0.1 〜1.0 wt%のうちのいずれか1種または2種以上の元素を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる成分組成を有し、鋼板の組織が主としてフェライトとマルテンサイトの2相からなり、かつ鋼板表面から少なくとも板厚の2%までの表層部には、フェライトの平均粒径が5μm未満、マルテンサイトの平均粒径が3μm未満の組織を有することを特徴とする耐衝撃性に優れる高張力熱延鋼板。

IPC (8件)：

C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 ,  B21B 3/00 ,  B21B 45/08 ,  C21D 8/02 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/22 ,  C22C 38/38

FI (8件)：

C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/00 301 W ,  B21B 3/00 A ,  B21B 45/08 F ,  C21D 8/02 A ,  C21D 9/46 S ,  C22C 38/22 ,  C22C 38/38

引用特許：

審査官引用 (3件)

• 加工性、疲労特性及び低温靭性に優れた高強度熱延薄鋼板及びその製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平6-239945   出願人：新日本製鐵株式会社
• 伸びフランジ性、延性及び表面性状に優れた熱延鋼板の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-218662   出願人：川崎製鉄株式会社
• 特開昭52-139660