特許
J-GLOBAL ID:200903046751878171

ビニルアルコ-ル系重合体組成物の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-270662
公開番号(公開出願番号):特開2000-169651
出願日: 1999年09月24日
公開日(公表日): 2000年06月20日
要約:
【要約】【課題】 金属酸化物を含有するビニルアルコール系重合体組成物であって、高温及び高湿度の雰囲気下においても優れたガスバリア性を高度に保持することができ、透明性及び色調にも優れた組成物を製造する。【解決手段】 金属アルコキシド系成分、カルボン酸ビニル系重合体及び有機溶剤を含有する溶液を用いて、低沸点物を除去しながら、金属アルコキシド系成分の重縮合反応とカルボン酸ビニル系重合体のけん化反応とを並行的に行う。この際、反応系中の有機重合体におけるアシル基残存率が40モル%以下である領域において、副生するカルボン酸系化合物を下記式(I)を満足するように反応系から除去しながら反応を行う。式(I): Y ≦ 0.9X+5.0(X:アシル基残存率(モル%);Y:使用したカルボン酸ビニル系重合体のアシル基初期量に対する、反応系中のカルボン酸系化合物存在量の相対割合(モル%))
請求項(抜粋):
金属アルコキシド又はそのオリゴマー、カルボン酸ビニル系重合体及び有機溶剤を含有する溶液を用いて、有機溶剤を包含する低沸点物を除去しながら、同一反応系中において該金属アルコキシド又は該オリゴマーの重縮合反応と該カルボン酸ビニル系重合体のけん化反応とを並行的に行うことにより金属酸化物及びビニルアルコール系重合体からなるビニルアルコール系重合体組成物を製造するに際し、反応系中の有機重合体における上記カルボン酸ビニル系重合体中のカルボン酸ビニル単位に由来するアシル基の残存率が40モル%以下である領域において、上記けん化反応によって副生するカルボン酸系化合物を下記式【数1】Y ≦ 0.9X+5.0(式中、Xは上記のアシル基の残存率(単位:モル%)を表し、Yは、使用したカルボン酸ビニル系重合体中のカルボン酸ビニル単位に由来するアシル基の初期量を基準とした場合における反応系に含まれる上記カルボン酸系化合物の量の相対割合(単位:モル%)を表す。)を満足するように反応系から除去しながら反応を行うことを特徴とするビニルアルコール系重合体組成物の製造法。
IPC (3件):
C08L 29/04 ,  C08F 8/12 ,  C08K 5/00
FI (3件):
C08L 29/04 Z ,  C08F 8/12 ,  C08K 5/00
引用特許:
審査官引用 (3件)

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