特許
J-GLOBAL ID:200903047913457732

ラテン方体の作成方法及び作成装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-312456
公開番号(公開出願番号):特開2003-122250
出願日: 2001年10月10日
公開日(公表日): 2003年04月25日
要約:
【要約】【課題】 記号の順列と選択順に従った順であるラテン方体の作成方法では、次に作成されるラテン方体が一意的に定まるため、暗号などの利用においては、使用するラテン方体が第三者により推測されないとも限らない。【解決手段】 演算部1は、n個の入替情報P(1)〜P(n)を入替用データ記憶部13に設定する。演算部1は、ラテン方体記憶用配列9に記憶されている既存のn次のラテン方体のX軸の位置I、Y軸の位置J及びZ軸の位置Kにおける要素を選択した要素としたとき、その選択要素の記号R’(I,J,K)を読み出し、その記号が示す値に対応した入替情報P(R’(I,J,K))を選択し、選択した入替情報に割り当てられた記号を新たなラテン方体の要素の記号R(I,J,K)としてラテン方体記憶用配列9に格納する。これにより、入替情報を知らない第三者による推測が困難なラテン方体を、確実、かつ、容易に作成できる。
請求項(抜粋):
X軸(縦)方向、Y軸(横)方向及びZ軸(奥行き)方向にそれぞれn個ずつ計n3個の要素を持つ立方体の各要素に、互いに異なるn個の記号が前記X軸、Y軸及びZ軸の各方向で同じ記号が1度ずつ現われるように配置された、次数nのラテン方体を作成する作成方法において、前記次数n分の記号を順列及び該順列に従った選択順を定めて設定すると共に、所望の既存のn次のラテン方体を記憶用配列に設定する第1のステップと、前記n個の記号が別々に割り当てられたn個の情報で、かつ、前記既存のラテン方体の要素を入れ替えるための入替情報を設定する第2のステップと、前記記憶用配列から前記既存のラテン方体の要素の記号を前記設定した選択順で読み出して、読み出した各要素毎に、その要素の記号に対応する順番の前記入替情報を選択し、選択した前記入替情報が示す記号を、読み出した要素の記号として前記記憶用配列に入れ替え格納する第3のステップとを含み、前記第2のステップと第3のステップを前記既存のn次のラテン方体のすべての要素について行って、新たなラテン方体を作成することを特徴とするラテン方体の作成方法。
Fターム (1件):
5J104NA08
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • ラテン方体の作成方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-090780   出願人:エヌイーシーネットワーク・センサ株式会社
  • ラテン方陣の作成方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-242529   出願人:エヌイーシーネットワーク・センサ株式会社

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