特許
J-GLOBAL ID:200903048181147367

軟質ポリプロピレン系重合体組成物およびその成形体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中嶋 重光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-295113
公開番号(公開出願番号):特開2000-191862
出願日: 1999年10月18日
公開日(公表日): 2000年07月11日
要約:
【要約】【課題】 透明性、柔軟性、ヒートシール性、耐ブロッキング性、耐衝撃性等の物性がバランスよく発揮される軟質のポリプロピレン系重合体組成物、およびそれから製造される成形体を提供すること。【解決手段】 プロピレン系ランダム共重合体と非晶性α-オレフィン系共重合体とが、90/10〜10/90(重量比)の割合で配合された組成物である。ここで、プロピレン系ランダム共重合体は、プロピレン90〜99、エチレン0.5〜9、他のα-オレフィン0〜9.5(モル%)とから構成され、その極限粘度は0.5〜6(dl/g)である。また、非晶性α-オレフィン系共重合体は、炭素数3〜20のα-オレフィンを20モル%以上含む共重合体であって、特に非晶性のプロピレン-エチレン共重合体が好ましく、この共重合体のガラス転移点は40°C以下、重量平均分子量と数平均分子量との比は4以下である。このような組成物に、さらに結晶核剤が配合されていてもよく、それによって一層透明性が向上する。
請求項(抜粋):
プロピレン系ランダム共重合体(i)と非晶性α-オレフィン系共重合体(ii)とが重量比{(i)/(ii)}で90/10〜10/90の割合で配合された組成物であって、(i)プロピレン系ランダム共重合体は、プロピレンから導かれる構成単位(a)90〜99モル%と、エチレンから導かれる構成単位(b)0.5〜9モル%、および炭素数4〜20のα-オレフィンから導かれる構成単位(c)0〜9.5モル%とからなり(ここで共重合体中の全構成単位量を100モル%とする)、この共重合体の極限粘度[η](135°C、デカリン溶媒中)が0.5〜6(dl/g)の範囲にあり、(ii)非晶性α-オレフィン系共重合体は、炭素数3〜20のα-オレフィン構成単位を20モル%以上含み(ここで共重合体中の全構成単位量を100モル%とする)、この共重合体の示差走査型熱量計(DSC)により測定した融解ピークが実質的に観測されず、極限粘度[η](135°C、デカリン溶媒中)が0.01〜10(dl/g)の範囲にあり、GPCによる分子量分布が4以下であり、ガラス転移温度Tgが40°C以下であることを特徴とする軟質ポリプロピレン系重合体組成物。
IPC (13件):
C08L 23/14 ,  C08F 4/642 ,  C08J 3/24 CES ,  C08J 5/00 CES ,  C08K 3/06 ,  C08K 5/053 ,  C08K 5/36 ,  C08K 5/521 ,  C08L 23/18 ,  C08L 53/00 ,  C08F210/06 ,  C08F210:02 ,  C08F236:02
FI (11件):
C08L 23/14 ,  C08F 4/642 ,  C08J 3/24 CES Z ,  C08J 5/00 CES ,  C08K 3/06 ,  C08K 5/053 ,  C08K 5/36 ,  C08K 5/521 ,  C08L 23/18 ,  C08L 53/00 ,  C08F210/06
引用特許:
審査官引用 (8件)
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