特許
J-GLOBAL ID:200903048213863884

内燃機関の点火時期制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-253700
公開番号(公開出願番号):特開平11-093814
出願日: 1997年09月18日
公開日(公表日): 1999年04月06日
要約:
【要約】【課題】暖機促進を図り、燃費の悪化、トルクの低下及びドライバビリティの悪化を抑制するとともに、吸入空気量の多少によらず暖機促進を図る。【解決手段】エンジン1の各気筒毎に設けられた点火プラグ10には、ディストリビュータ11にて分配された点火信号が印加される。電子制御装置(ECU)30は、高負荷時を除く場合であって、吸気温度が低く、かつ、冷却水温が半暖機状態であるとき、最終点火時期を基本点火時期に対して補正進角値分だけ遅角側に補正制御する。また、ECU30は、吸入空気量が少ない場合には、多い場合に比べて点火時期の遅角制御がされやすいものとする。そのため、外気温度が極めて低い場合において、一旦暖機が完了した後に、吸入空気量が少なくなり、吸気温度が外気温度に対し高くなってしまったとしても、点火時期の遅角制御が禁止されてしまうことがない。
請求項(抜粋):
内燃機関の気筒内の燃料混合気を爆発させ、駆動力を得るための点火手段と、前記内燃機関の吸気温度、機関温度、負荷及び吸入空気量を含む運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、基本点火時期を算出する基本点火時期算出手段と、少なくとも前記基本点火時期算出手段の算出結果に基づき、最終点火時期を算出する最終点火時期算出手段と、前記最終点火時期算出手段の算出結果に基づき、前記点火手段を制御する点火時期制御手段とを備えた内燃機関の点火時期制御装置であって、前記運転状態検出手段により検出された吸気温度が所定温度よりも低く、かつ、前記検出された機関温度が半暖機温度であるとき、前記内燃機関の暖機を促進するべく、前記最終点火時期算出手段により算出される最終点火時期を、少なくとも前記吸気温度に応じて、前記基本点火時期よりも遅角側に補正する第1の補正手段と、前記運転状態検出手段により検出された負荷が低負荷であるとき、前記第1の補正手段にて補正される遅角の程度が、高負荷時に比べて大きくなるようさらなる補正を加える第2の補正手段と、前記運転状態検出手段により検出された吸入空気量に応じて、前記第1の補正手段にて補正される遅角の程度に、さらなる補正を加える第3の補正手段とを設けたことを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

前のページに戻る