特許
J-GLOBAL ID:200903048518590861
薄膜及びウェーハを結合した封入したマイクロ電気機械システム用のアンチ・スティクション技術
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (6件):
社本 一夫
, 小野 新次郎
, 小林 泰
, 千葉 昭男
, 富田 博行
, 戸塚 清貴
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-537961
公開番号(公開出願番号):特表2007-523758
出願日: 2004年06月15日
公開日(公表日): 2007年08月23日
要約:
【課題】 本明細書中には多くの発明が記載してあり且つ例示してある。一つの特徴では、本発明は薄膜又はウェーハで封入したMEMS、及び薄膜又はウェーハで封入したMEMSを本発明のアンチ・スティクション技術を使用して製造する技術に関する。【解決手段】 一実施例では、MEMSの封入後、アンチ・スティクション・チャンネルを形成することにより、MEMSの機械構造の作用部材即ち電極の幾つか又は全てを含むチャンバへの「アクセス」を提供する。その後、アンチ・スティクション・チャンネルを介してアンチ・スティクション流体(例えばガス又はガス蒸気)をチャンバに導入する。アンチ・スティクション流体は、機械構造の作用部材即ち電極の一つ、幾つか、又は全てに付着し、これによってアンチ・スティクション層(例えば、単層コーティング又は自己組み立て単層)及び/又はアウトガッシング分子をこのような部材又は電極上に形成する。アンチ・スティクション流体の導入及び/又は適用後、アンチ・スティクション・チャンネルをシール、キャップ、プラグ、及び/又は閉鎖し、チャンバ内の機械的減衰環境を画成し制御する。これに関し、チャンバをシール、キャップ、及び/又は閉鎖することにより、機械構造を収容したチャンバ内にこの環境を画成する。この環境は、機械構造の所定の、所望の、及び/又は選択された機械的減衰並びに適当な気密性を提供する。機械構造が作動する最終的に封入された流体(例えばガス又はガス蒸気)のパラメータ(例えば圧力)は、所望の及び/又は所定の作動環境を提供するように選択され及び/又は設計されていてもよい。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
少なくとも一部が封入層によって形成された密封チャンバ内に機械構造が配置された電気機械装置の製造方法において、
前記封入層を通して少なくとも一つのアンチ・スティクション・チャンネルを形成する工程と、
前記機械構造の少なくとも一部に単層又は自己組み立て層を形成するアンチ・スティクション流体を前記アンチ・スティクション・チャンネルを介して前記チャンバに導入する工程と、
前記アンチ・スティクション・チャンネル上に又は内にアンチ・スティクション・プラグを付着し、前記チャンバを再シールする工程と
を含む、方法。
IPC (2件):
FI (2件):
引用特許:
出願人引用 (26件)
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米国特許第6,240,782号
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米国特許第6,146,917号
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米国特許第6,352,935号
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米国特許第6,477,901号
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米国特許第6,507,082号
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国際特許出願第WO 01/77008 A1号
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国際特許出願第WO 01/77009 A1号 気密封止された金属容器に関し、上側又は内側に機械構造を備えた基板を金属容器に配置し、取り付けてもよい。気密封止された金属容器は、更に、主パッケージとしても役立つ。
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米国特許第6,621,392号
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米国特許第6,625,047号
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米国特許第6,625,342号
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米国特許出願第2003/0155643号
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米国特許第6,450,029号
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米国特許出願第2003/0178635号
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米国特許出願第2003/0161949号 しかしながら、機械構造のウェーハレベルパッケージングでは、多くの場合、薄い封入膜を高温で付着する。更に、追加の又は別の加工、例えば電子回路とMEMSとの一体化は、多くの場合、高温プロセスを(例えば、集積回路の形成中又は製造中に)使用することを必要とする。従来の潤滑剤又はパシベーション層は、薄膜封入体又は集積回路の製造に必要なこうした温度が作用した場合に破壊され易い。かくして、封入後、機械構造の後処理により、機械構造が更にスティクションを生じ易くなる。
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米国特許第6,500,328号
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米国特許第6,577,040号
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米国特許第6,624,726号
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米国特許出願第2003/0089394号
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米国特許出願第2003/0160539号
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米国特許出願第2003/0173864号 機械構造は、代表的には、チャンバ内にシールされる。壊れ易い機械構造は、例えば、機械構造を収容し又はカバーするためのチャンバを持つ半導体又はガラス様基板に結合された気密封止された金属容器(例えば、TO-8「缶」、例えば米国特許第6,307,615号を参照されたい)内にシールされていてもよく(例えば、米国特許第6,146,917号、米国特許第6,352,935号、米国特許第6,477,901号、及び米国特許第6,507,082号を参照されたい)、又は、例えば機械構造のウェーハレベルパッケージ中にマイクロ機械加工技術を使用して薄膜によって封入されていてもよい。(例えば、国際特許出願第WO 01/77008 A1号、及び第WO 01/77009 A1号を参照されたい)
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米国特許第6,307,615号
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特公平7-006852
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特許第2687676号
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マイクロメカニズム式半導体装置及びその製法
公報種別:公表公報
出願番号:特願平10-529551
出願人:シーメンスアクチエンゲゼルシヤフト
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特許第6806993号
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マイクロメカニックデバイスの製造方法及びマイクロメカニックデバイス
公報種別:公表公報
出願番号:特願平11-501243
出願人:ローベルトボッシュゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツング
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審査官引用 (7件)
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特公平7-006852
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特公平7-006852
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特許第2687676号
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