特許
J-GLOBAL ID:200903049348190193
係留船舶の動揺低減方法、及び係留船舶動揺低減システム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大川 洋一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-332114
公開番号(公開出願番号):特開2005-096585
出願日: 2003年09月24日
公開日(公表日): 2005年04月14日
要約:
【課題】 長周期波による係留船舶の動揺を低減させることができる方法やシステムを提供する。【解決手段】 コンピュータ10内のCPUは、波高計測装置15と船舶位置計測装置16からの計測値を監視し、波高データから水面の波の周期のうちピークとなる水面波卓越周期を演算するとともに、船舶200の3次元位置データから船舶200の船舶長手方向D1の動揺の周期である船舶動揺周期を演算し、陸上船首側ウィンチ31と陸上船尾側ウィンチ32から、それぞれ鋼ワイヤー索を繰り出し、船首係留索12と船尾係留索13のバネ定数を個別に適宜に設定し、船舶動揺周期が水面波卓越周期と合致しないように制御して、船舶200の動揺を低減させる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
船首部に船首部係留索巻取装置を有し船尾部に船尾部係留索巻取装置を有する船舶の船舶長手方向が岸壁の岸壁長手方向に略平行となるように係留する場合に前記船舶が前記船舶長手方向に振動するように動揺することを低減する係留船舶の動揺低減方法であって、
前記岸壁の前記船首部に対応する箇所に配置される陸上船首側係留索巻取装置と、前記岸壁の前記船尾部に対応する箇所に配置される陸上船尾側係留索巻取装置を設け、第1合成繊維索を前記船首部係留索巻取装置から繰り出すとともに第1鋼ワイヤー索を前記陸上船首側係留索巻取装置から繰り出し両索を第1索結合手段で結合して船首係留索を構成し、第2合成繊維索を前記船尾部係留索巻取装置から繰り出すとともに第2鋼ワイヤー索を前記陸上船尾側係留索巻取装置から繰り出し両索を第2索結合手段で結合して船尾係留索を構成し、
前記岸壁付近の水面の波高を計測する波高計測装置と、
前記船舶の3次元の位置を計測する船舶位置計測装置と、
前記第1鋼ワイヤー索の繰り出された長さを計測する第1鋼ワイヤー索長計測装置と、
前記第1合成繊維索の繰り出された長さを計測する第1合成繊維索長計測装置と、
前記第2鋼ワイヤー索の繰り出された長さを計測する第2鋼ワイヤー索長計測装置と、
前記第2合成繊維索の繰り出された長さを計測する第2合成繊維索長計測装置を設け、
コンピュータからなる演算制御装置により、前記波高データから前記水面の波の周期のうちピークとなる水面波卓越周期を演算するとともに、前記船舶の3次元位置データから前記船舶の前記船舶長手方向の動揺の周期である船舶動揺周期を演算し、前記船舶動揺周期が前記水面波卓越周期と合致しないように、前記第1鋼ワイヤー索長及び前記第1合成繊維索長及び前記第2鋼ワイヤー索長及び前記第2合成繊維索長を監視しつつ前記陸上船首側係留索巻取装置及び前記陸上船尾側係留索巻取装置を電子制御して前記第1鋼ワイヤー索の繰り出し量及び前記第2鋼ワイヤー索の繰り出し量を個別に制御し、
前記船首係留索の張力を計測する船首係留索張力計測装置と、
前記船尾係留索の張力を計測する船尾係留索張力計測装置を設け、
前記船首係留索張力を監視しつつ前記船首部係留索巻取装置を手動操作し前記船首係留索張力を制御するとともに、前記船尾係留索張力を監視しつつ前記船尾部係留索巻取装置を手動操作し前記船尾係留索張力を制御すること
を特徴とする係留船舶の動揺低減方法。
IPC (6件):
B63B21/00
, B63B21/16
, B63B21/50
, B63B39/00
, B63B39/14
, B65G63/00
FI (6件):
B63B21/00 A
, B63B21/16
, B63B21/50 C
, B63B39/00
, B63B39/14
, B65G63/00 G
引用特許:
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