特許
J-GLOBAL ID:200903049855078338

蓄熱型排ガス処理装置とこれに使用する給排気分配装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 澤野 勝文 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-264774
公開番号(公開出願番号):特開2000-088230
出願日: 1998年09月18日
公開日(公表日): 2000年03月31日
要約:
【要約】【課題】 細分化された多数の蓄熱室を形成することなく、必要最小限の部分でパージ運転を行うと同時に、残る蓄熱体を最大限に利用して排ガス処理を行う。【解決手段】 処理塔(2) の上段に排ガス処理ゾーン(3) , 中段に蓄熱室(5) ,下段に給排気分配装置(6) を形成し、給排気分配装置(6) のロータ(9) を所定の回転速度で回転させたときに、ロータ(9) に形成された給気用開口部(14IN)に対向する蓄熱体(4) の領域(4IN) を通じて排ガスが導入され、次いで、パージ用開口部(14P) に対向する蓄熱体(4) の領域(4P)を通じてパージガスが供給され、最後に排気用開口部(14OUT) に対向する蓄熱体(4) の領域(4OUT)を通じて浄化ガスが外部に排出されるようにした。パージ用開口部(14P) の開口面積を必要最小限に抑え、給気用及び排気用開口部(14IN, 14OUT) の開口面積を大きく確保することにより、蓄熱体(4) の利用効率が向上する。
請求項(抜粋):
処理塔(2)の上段に、排ガスを所定の処理温度まで加熱してその排ガス中に含まれる可燃性有害成分を燃焼させて浄化処理する排ガス処理ゾーン(3)が形成され、その中段に、当該排ガス処理ゾーン(3)から排出される高温の浄化ガスの熱を蓄熱回収した後、排ガス処理ゾーン(3)に低温の排ガスを導入する際に自らの熱を放熱して排ガスを予熱する蓄熱体(4)を充填配設した蓄熱室(5)が形成され、その下段には、前記蓄熱室(5)に充填された蓄熱体(4)のうち、排ガス処理ゾーン(3)に供給される排ガスを通過させる領域(4IN) と、残留排ガスを排出するパージガスを通過させる領域(4P)と、排ガス処理ゾーン(3)から排出される浄化ガスを通過させる領域(4OUT)を連続的に切り換える給排気分配装置(6)が形成された蓄熱型排ガス処理装置であって、前記蓄熱体(4)は、上下方向に貫通する多数の小径流路を形成したハニカム構造体で形成され、前記給排気分配装置(6)には、その中心に配された垂直軸を回転軸(8)として所定の回転速度で駆動されるロータ(9)が配設されると共に、排ガスを導入する給気ダクト(15IN)と、浄化ガスを外部に排出する排気ダクト(15OUT)と、パージガスを導入し又は残留排ガスを含んだパージガスを排出するパージダクト(15P) が接続され、前記ロータ(9)には、排ガスを蓄熱体(4)に供給する給気用開口部(14IN)と、パージガスを蓄熱体(4)に供給し又は蓄熱体(4)から排出させるパージ用開口部(14P)と、蓄熱体(4)を通して浄化ガスを排出させる排気用開口部(14OUT) が、前記蓄熱室(5)の下端開口面と対向して、当該ロータ(9)の回転方向前方からその順で開口形成されると共に、給気用開口部(14IN)と給気ダクト(15IN),パージ用開口部(14P) とパージダクト(15P) ,排気用開口部(14OUT) と排気ダクト(15OUT) を連通する流路(12IN, 12OUT, 12P, 16IN, 16P) が形成され、当該ロータ(9)の回転に伴って前記各開口部(14IN,14P, 14OUT) に対向する前記蓄熱体(4)の各領域(4IN, 4P, 4OUT)が連続的に回転移動されるように成されたことを特徴とする蓄熱型排ガス処理装置。
IPC (4件):
F23G 7/06 103 ,  F23G 7/06 ZAB ,  F23G 7/06 101 ,  F23G 7/06
FI (4件):
F23G 7/06 103 ,  F23G 7/06 ZAB ,  F23G 7/06 101 D ,  F23G 7/06 101 E
Fターム (6件):
3K078AA05 ,  3K078BA17 ,  3K078BA21 ,  3K078CA03 ,  3K078CA22 ,  3K078EA09
引用特許:
審査官引用 (5件)
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