特許
J-GLOBAL ID:200903049872776120

ガス状酸素生成物を供給圧力にて得るための空気分離法および空気分離装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-203342
公開番号(公開出願番号):特開平8-100995
出願日: 1995年08月09日
公開日(公表日): 1996年04月16日
要約:
【要約】【課題】 ガス状酸素生成物を供給圧力にて得るための方法を提供する。【解決手段】 本発明の空気分離法および空気分離装置によれば、圧縮・精製された空気流れを第1と第2の補助流れに分割する。高圧塔と低圧塔を含んだ空気分離ユニット内で、第1の補助流れの空気を精留する。液体酸素生成物を、低圧塔の圧力から大気圧より高い所望の供給圧力にポンプ加圧する。同時に、第2の補助流れを膨張機によって実質的に供給圧力に膨張させ、次いでこれら2つの流れをミキシング塔に向流の形で加えて液体流れを気化させ、これによって生成物流れを供給圧力にて得る。ミキシング塔から1つ以上の液状冷媒流れを取り出し、低圧塔に加えてプロセスを冷却する。液体を加えると低圧塔内の液体対蒸気比が増大し、これによって生成量が増す。
請求項(抜粋):
(a) 圧縮・精製された空気流れを形成させ、前記の圧縮・精製された空気流れを第1と第2の補助流れに分ける工程;(b) 前記第1の補助流れを、低温蒸留による精留に適した温度に冷却する工程;(c) 前記第2の補助流れを、前記第1の補助流れの精留に適した温度より上の中間温度に冷却する工程;(d) 液体酸素が低圧塔の塔底液として得られるように互いに熱伝達関係にて連結された高圧塔と低圧塔を有する空気分離ユニットに前記第1の補助流れを導入する工程;(e) 前記液体酸素を含んだ液体酸素流れを、実質的に前記供給圧力にポンプ加圧する工程;(f) 前記第2の補助流れを仕事の遂行を伴って膨張させて、実質的に前記供給圧力を有するガス状冷媒流れを形成させる工程;(g) 前記液体酸素流れをミキシング塔の頂部区域に導入し、また前記ガス状冷媒流れを前記ミキシング塔の底部区域に導入する工程;(h) 前記ミキシング塔の底部区域から液状冷媒流れを取り出し、前記液状冷媒流れを前記低圧塔に導入する工程;および(i) 前記ミキシング塔の頂部から生成物流れを取り出すことによって前記ガス状酸素生成物を形成させる工程、これにより前記液状冷媒流れの導入によって前記低圧塔中の液体対蒸気比が増大することから液体酸素の生成量が増し、したがって、前記ガス状冷媒流れを前記低圧塔に直接導入していたならば得られたであろうと考えられる前記ガス状酸素生成物の生成量を凌ぐ前記ガス状酸素生成物の生成量が得られる;を含む、ガス状酸素生成物を供給圧力にて得るための空気分離法。
IPC (2件):
F25J 3/02 ,  F25J 3/04 102
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 酸素富化空気の高炉への供給方法及びこの方法を用いる鉄鉱石還元設備
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-144157   出願人:ル・エール・リクイツド・ソシエテ・アノニム・プール・ル・エチユド・エ・ル・エクスプルワテシヨン・デ・プロセデ・ジエオルジエ・クロード
  • 特開平2-272289
  • 特公昭39-029823
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