特許
J-GLOBAL ID:200903050170210460

インクジェットにより染色した皮革の製造方法および該方法により染色した皮革

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横井 健至
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-061764
公開番号(公開出願番号):特開2005-248388
出願日: 2004年03月05日
公開日(公表日): 2005年09月15日
要約:
【課題】 柔軟性、堅牢度、耐熱収縮温度を有する、インクジェット染色に適した皮革の処理方法およびインクジェット染色皮革の提供。【解決手段】 前鞣しと本鞣しによって得た白色皮革素材をさらに石油を原料とする合成油による加脂し、皮革に対し質量%で0.1〜1.0%のクロム鞣し剤の追加鞣し、pHを2.8〜3.0に酸性化し皮革表面を陽電荷とすることによりインクジェット染色に適した皮革に処理してスルホン酸基又はカルボン酸基のうち1種又は2種からなる酸性染料によるインクジェットプリンターで染色し、さらに撥水性樹脂薄膜を形成せしめて後処理してインクジェット染色した皮革を得る。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
原皮を石灰処理した後、染色に適した皮革へ鞣す鞣製工程と該工程に続いて鞣した皮革に染色する染色工程を行う皮革の染色方法において、石灰処理した皮に該皮の質量の0.5〜5.0%のホルムアルデヒド剤、グルタルアルデヒド剤、合成タンニン剤の1種または2種以上の鞣し剤を含有するpH2.3〜2.8の溶液により3時間以上にわたって順次アルカリ剤を追加してpH4.5〜5.5に高めながら前鞣し処理を行い、水洗後さらに石灰処理した皮の質量の2〜15%のジルコニウム剤、アルミニウム剤、合成タンニン剤の1種または2種以上の鞣し剤による本鞣し処理を行い白色皮革素材をうる鞣し工程を行い、次いで白色皮革素材に石油原料から合成された合成油からなる加脂剤により加脂する加脂工程を行い、さらに白色皮革素材に対し質量%で0.1〜1.0%のクロム鞣し剤による追加鞣し純白化工程を行った後、pH2.8〜3.0の酸性液で処理して皮革表面を陽電荷とする工程を行うことで、インクジェット染色に適した白色皮革に処理する鞣製工程を行い、次いで水洗、乾燥して得られた白色皮革に界面活性剤、アルコール、ポリウレタン、アクリル樹脂からなる混合液を噴射して染色前処理を行い、次いでスルホン酸基又はカルボン酸基の1種又は2種を有する酸性染料の溶液若しくはこの酸性染料の溶液にアクリル樹脂又はポリウレタン樹脂に混合した微粒子顔料を加えた溶液をインクジェットにより噴射して染色し、さらにこの染色された皮革に撥水性樹脂被膜を形成せしめる後処理工程を行うことを特徴とするインクジェットにより染色した皮革の製造方法。
IPC (5件):
D06P5/00 ,  C14C3/28 ,  C14C9/02 ,  D06P1/673 ,  D06P3/32
FI (6件):
D06P5/00 111A ,  D06P5/00 112 ,  C14C3/28 ,  C14C9/02 ,  D06P1/673 ,  D06P3/32 Z
Fターム (24件):
4F056AA02 ,  4F056CC26 ,  4F056CC27 ,  4F056CC28 ,  4F056CC52 ,  4F056CC76 ,  4F056DD02 ,  4F056DD03 ,  4F056DD04 ,  4F056DD15 ,  4H057AA02 ,  4H057BA02 ,  4H057CA01 ,  4H057CA90 ,  4H057CB13 ,  4H057CB36 ,  4H057CB38 ,  4H057CB39 ,  4H057CB41 ,  4H057CC01 ,  4H057DA01 ,  4H057DA21 ,  4H057GA06 ,  4H057HA04
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (8件)
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