特許
J-GLOBAL ID:200903050741135372
位置依存式油圧緩衝器
発明者:
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出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-041427
公開番号(公開出願番号):特開2001-241485
出願日: 2000年02月15日
公開日(公表日): 2001年09月07日
要約:
【要約】【課題】 ストロークの上方域Su,通常域Sn,下方域Sdにおける減衰力を独立して設定することのできる位置依存式油圧緩衝器を提供すること。【解決手段】 ピストン107の上方には、外周側にリバウンドスプリング119を保持し内周側をリーフスプリング116で支持されてピストンロッド101の外面に上下動自在に嵌挿されたシャッタ118を介装し、ストロークの上方域Suでは、リバウンドスプリングがシャッタを押し下げ、ソフトバルブSVへの連通路101Bを遮断して高いハード減衰力を発生させ、ストロークの通常域Snでは、シャッタをリーフスプリングで押し戻し連通路を開放して低いソフト減衰力を発生させる一方、下部室B側のガイド133の上方には、上端にシート部材131を嵌着したバンプスプリング132を載置し、ストロークの下方域Sdでは、シート部材がソフトバルブの下部室への開口部Zに当接し、ソフトバルブを下部室から遮断して高いハード減衰力を発生させ、ストロークの通常域では、ソフトバルブが下部室に連通して低いソフト減衰力を発生させること。
請求項(抜粋):
外筒に収容されたシリンダ内を上部室と下部室とに区画する一方、シリンダ内に摺動自在に案内されるピストンをピストンナットによりピストンロッドの下端部に結合して、当該ピストンに高い開弁圧力を備えたハード逆止弁とハード減衰弁からなるハードバルブを配設する一方、上記ハードバルブを迂回して並列に設けられた低い開弁圧力を備えたソフト逆止弁とソフト減衰弁からなるソフトバルブをピストンナット内に配設して、当該ソフトバルブをストローク位置により連通又は遮断することにより、ピストンロッドが伸縮する際の減衰力をハード又はソフトに切り換えるとともに、シリンダ内の下部室とタンク室に連通する底部室とを区画し外筒底部に着座するバルブケースをシリンダ下端部に嵌着して、当該バルブケースに配設されたベースバルブによりピストンロッドが収縮する際の圧側ベース減衰力を制御する位置依存式油圧緩衝器において、上記ピストンの上方には、外周側にリバウンドスプリングを保持し内周側をリーフスプリングで支持されてピストンロッド外面に上下動自在に嵌挿されたシャッタを介装し、ピストンがストロークの上方域を作動する際には、リバウンドスプリングの上端がロッドガイドに当接する際の圧縮荷重を利用してシャッタを押し下げ、シャッタの下端部をバルブストッパに当接させることにより、ピストンロッドに設けられた上部室とソフトバルブ間の連通路を遮断して高いハード減衰力を発生させるとともに、リバウンドスプリングの上端がロッドガイドから離れピストンがストロークの通常域を作動する際には、上記シャッタをリーフスプリングで押し戻し上部室とソフトバルブ間の連通路を開放して低いソフト減衰力を発生させる一方、上記ベースバルブの上方には上端にシート部材を嵌着したバンプスプリングを載置し、上記シート部材をシリンダに上下動自在に収容するとともに、ピストンがストロークの下方域を作動する際には、上記シート部材がソフトバルブの下部室への開口部に当接し、ソフトバルブを下部室から遮断して高いハード減衰力を発生させるとともに、ピストンがストロークの通常域を作動する際には、ピストンナットの下端部がシート部材から離れ、ソフトバルブが下部室に連通して低いソフト減衰力を発生させることを特徴とする位置依存式油圧緩衝器。
Fターム (4件):
3J069AA54
, 3J069CC13
, 3J069EE53
, 3J069EE55
引用特許:
審査官引用 (3件)
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油圧緩衝器
公報種別:公開公報
出願番号:特願平9-275239
出願人:カヤバ工業株式会社
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特開平3-061741
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減衰力調整式油圧緩衝器
公報種別:公開公報
出願番号:特願平3-141430
出願人:トキコ株式会社
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