特許
J-GLOBAL ID:200903051264129817

高耐熱性ボンド磁石

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-212616
公開番号(公開出願番号):特開平8-335508
出願日: 1995年07月28日
公開日(公表日): 1996年12月17日
要約:
【要約】【課題】 使用環境並びに製造環境で高い耐熱性が要求される自動車並びに家庭電化製品用ボンド磁石において、多相の金属組織を有する耐熱性のすぐれたナノコンポジット磁性体からなる磁石合金微粉末に高融点樹脂を用いて射出成形した高耐熱性ボンド磁石の提供。【解決手段】 単独で存在すれば酸化傾向が強い希土類化合物相(コンポジット硬磁性相成分)が、酸化傾向の低いCr含有の鉄基合金相(コンポジットの軟磁性相成分)で取り囲まれたミクロ組織を有し、酸化に対して従来のネオジム鉄系超急冷磁石よりも感受性が格段に低く、磁性体粉末を特定の組成、組織とすることにより耐熱性を高め、さらに高耐熱熱可塑性樹脂と混合する過程でも、混練工程の安全性が工業的規模で確保でき、しかも混練時の酸化に起因する磁気特性の劣化が低減、無視できるため、結合剤として融点が250°C以上の熱可塑性樹脂を用いた高耐熱性ボンド磁石を提供できる。
請求項(抜粋):
組成式がRx(Fe1-uCou)100-x-y-zByCrz、(R:Pr,Nd,Dyの1種又は2種以上)で表され、x(at%)、y(at%)、z(at%)及びuが下記の値を満足し、Nd2Fe14B型結晶構造を有する硬磁性相と、体心立方鉄および鉄ホウ化物の軟磁性相からなり、各相の平均結晶粒径が50nm以下であるナノコンポジット組織を有し、直径300μm以下の硬質磁性体粉末を50vol%以上含み、融点が250°C以上の熱可塑性樹脂を結合剤として成形された高耐熱性ボンド磁石。4.5≦x≦6.0、15≦y≦20、3≦z≦7、0.04≦u≦0.10
IPC (4件):
H01F 1/08 ,  B22D 11/124 ,  C22C 38/00 303 ,  H01F 1/053
FI (4件):
H01F 1/08 A ,  B22D 11/124 ,  C22C 38/00 303 D ,  H01F 1/04 H
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 永久磁石材料
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-203964   出願人:大同特殊鋼株式会社
  • Fe-B-R系ボンド磁石
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-209773   出願人:住友特殊金属株式会社
  • 特開平1-251704
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