特許

J-GLOBAL ID：200903051318803942

組織切片の質量分析法による分析のための光解離または断片化により開裂可能なリンカーとの接合体の使用

発明者： レミ、ルメール ,  イザベル、フルニエ ,  ミッシェル、サルゼ ,  ミッシェル、デシャン ,  エドモン、ジャン-クロード、タベ ,  ゴットフリード、プロエス ,  イボ、ルドロフ ,  マルク、ルメートル
出願人/特許権者： サントル、ナショナール、ド、ラ、ルシェルシュ、シアンティフィク、(セーエヌエルエス) ,  ユニベルシテ・デ・シヤーンス・エ・テクノロジー・ドゥ・リル ,  ウロジャンテック、ソシエテ、アノニム
代理人 (5件)： 吉武 賢次 ,  中村 行孝 ,  紺野 昭男 ,  横田 修孝 ,  大森 未知子
公報種別：公表公報
出願番号（国際出願番号）：特願2008-515317
公開番号（公開出願番号）：特表2008-542783
出願日： 2006年06月07日
公開日（公表日）： 2008年11月27日
要約：

本発明は、少なくとも1種類の(A-X)n-B接合体(式中、Aは既知分子量のタグ分子であり、Xは試料の脱離/イオン化の際に開裂されるリンカーであり、nは少なくとも1の整数であり、Bは上記タグ分子に特異的に結合する結合分子である)を用いて、組織切片における少なくとも1種類のターゲット分子マップを決定する方法に関する。MALDI質量分析法を用いるときには、上記リンカー分子Xは、上記MALDIレーザーの波長で光開裂可能であるときには、試料のレーザー照射の際の光解離によって開裂することができる。あるいは、UV-MALDI、IR-MALDI、SIMSまたはDESI質量分析法を用いるときには、上記リンカー分子Xは、試料の脱離/イオン化の際に断片化によって開裂することができる。

請求項（抜粋）：

組織切片における少なくとも1種類のターゲット分子マップを決定する方法であって、 a) 上記組織切片を少なくとも1種類の(A-X)n-B接合体 (上記式中、 Aは、既知分子量のタグ分子であり、 Xは、試料の脱離/イオン化中に開裂されるリンカーであり、 nは、少なくとも1の整数であり、 Bは、上記ターゲット分子に特異的に結合する結合分子であり、かつ それぞれ異なるB分子が異なるAタグ分子に連結される) とハイブリダイズさせること; b) 組織切片表面を走査し、それぞれの隣接スポットを質量分析計で分析すること(ここで、上記リンカーXは、試料の脱離/イオン化中に開裂され、それぞれのスポットで得られるデータは保存される);および c) それぞれの異なるタグ分子の分子質量ウインドウで得られたデータを解析して、異なる検討したターゲット分子の数と同じ数の組織切片のマップを作製すること を含んでなる、方法。

IPC (3件)：

G01N 27/62 ,  G01N 33/53 ,  G01N 27/64

FI (4件)：

G01N27/62 Y ,  G01N33/53 Y ,  G01N27/62 V ,  G01N27/64 B

Fターム (6件)：

2G041CA01 ,  2G041DA16 ,  2G041EA12 ,  2G041FA10 ,  2G041FA11 ,  2G041FA12

引用特許：

審査官引用 (4件)

• タグ試薬およびアッセイ法
  公報種別：公表公報   出願番号：特願平7-505687   出願人：アイシス・イノベーション・リミテッド
• 放出可能な不揮発性の質量標識分子
  公報種別：公表公報   出願番号：特願平10-526924   出願人：ジーントレイス・システムズ・インコーポレイテッド
• 非蛍光標識を用いる、リガンド対の結合を検出するための方法および組成物
  公報種別：公表公報   出願番号：特願平9-526988   出願人：ラピジーン,インコーポレイテッド
• 金属イオンを結合した核酸用マスマーカー
  公報種別：公表公報   出願番号：特願2000-559122   出願人：ブラックスグループリミテッド

引用文献：

審査官引用 (1件)

• Photocleavable peptide-DNA conjugates: sythesis and applications to DNA analysis using MALDI-MS