特許
J-GLOBAL ID:200903051605632717

内燃機関の空燃比制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 辰彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-084050
公開番号(公開出願番号):特開平9-273440
出願日: 1996年04月05日
公開日(公表日): 1997年10月21日
要約:
【要約】【課題】内燃機関の排気系に設けた触媒装置の下流側の排気ガスの特定成分の濃度を所定の適正値に収束させるようにスライディングモード制御を用いて内燃機関の空燃比の補正量を求め、その求めた補正量に応じて内燃機関への燃料供給量をフィードバック制御により補正する内燃機関の空燃比制御装置において、前記スライディングモード制御における状態量の超平面への収束の場合と、超平面上での状態量の平衡点への収束の場合とで、それらの両者の収束の速応性あるいは安定性を高めることができる内燃機関の空燃比装置を提供する。【解決手段】内燃機関1の排気系に設けた触媒装置4の下流側の排気ガスの特定成分の濃度の値及びその変化速度を含む状態量を変数とする線型関数により表されるスライディングモード制御の超平面を、状態量の超平面への収束状況に応じて可変的に設定する。スライディングモード制御は適応スライディングモード制御を用いる。
請求項(抜粋):
内燃機関の排気系に設けられた排気ガス浄化用の触媒装置と、該触媒装置の上流側で前記内燃機関の排気ガスの空燃比を検出すべく前記排気系に設けられた第1排気ガスセンサと、前記触媒装置の下流側で該触媒装置を通過した前記内燃機関の排気ガスの特定成分の濃度を検出すべく前記排気系に設けられた第2排気ガスセンサと、前記第2排気ガスセンサの出力に基づき、前記触媒装置の下流側の排気ガスの特定成分の濃度が所定の適正値となるよう前記内燃機関の空燃比を補正するための補正量をスライディングモード制御を用いて求めるスライディングモード制御手段と、その求められた補正量と前記第1排気ガスセンサの出力とに基づき、前記触媒装置の下流側の排気ガスの特定成分の濃度を前記所定の適正値に収束させるように前記内燃機関への燃料供給量の補正量を求めて該燃料供給量をフィードバック制御するフィードバック制御手段とを備えた内燃機関の空燃比制御装置において、前記スライディングモード制御手段は、少なくとも前記第2排気ガスセンサにより検出される前記触媒装置の下流側の排気ガスの特定成分の濃度及び該濃度の変化度合を含む前記排気系の複数の状態量を変数とする線形関数によりスライディングモード制御用の超平面を設定する超平面設定手段と、設定された超平面上に前記状態量を収束させ、さらに該状態量を該超平面上に拘束しつつ該超平面の平衡点に収束させるように前記内燃機関の空燃比を補正するための補正量を求める演算手段とにより構成され、前記超平面設定手段は、前記状態量の前記超平面への収束状況に応じて該超平面を可変的に設定するよう構成されていることを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。
IPC (5件):
F02D 41/14 310 ,  F02D 41/14 ,  F01N 3/24 ,  F02D 45/00 368 ,  F02D 45/00 370
FI (5件):
F02D 41/14 310 F ,  F02D 41/14 310 L ,  F01N 3/24 R ,  F02D 45/00 368 G ,  F02D 45/00 370 B
引用特許:
出願人引用 (4件)
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