特許
J-GLOBAL ID:200903052453916613

溶接金属の靭性に優れたエレクトロスラグ溶接方法。

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 田中 久喬 ,  内藤 俊太
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-122767
公開番号(公開出願番号):特開2005-305471
出願日: 2004年04月19日
公開日(公表日): 2005年11月04日
要約:
【課題】 例えば建築鉄骨における四面ボックス柱(スキンプレート)とダイヤフラムとの接合部に生じる,裏当金を用いて溶接されるT字継手のエレクトロスラグ溶接において,溶接金属中の位置によらず優れた靭性を達成できる,すなわち,溶接金属全体の靭性を安定的に向上できるエレクトロスラグ溶接方法を提供することを課題とする。【解決手段】各々適正な化学組成に限定した溶接材料,すなわち,スキンプレート,ダイヤフラム,裏当金,溶接ワイヤを用い,かつ,該溶接材料間のN量の差を最大でも0.003%以下とすることによって,溶接金属の組織を溶接金属位置によらず最適化して,溶接金属中の位置によらず均一に高い靱性を達成する。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
質量%で、 C :0.02〜0.25%、 Si:0.01〜1.5%、 Mn:0.1〜2.5%、 P:0.02%以下、 S:0.01%以下、 N:0.001〜0.015% O:0.01%以下 を含有し、必要に応じて、さらに、 Al:0.002〜0.07%、 Ti:0.002〜0.05%、 B:0.0003〜0.015% Mo:0.01〜1.5% Cr:0.01〜1.5% W:0.01〜1.5% Cu:0.01〜1.5% Ni:0.01〜6% Nb:0.002〜0.1% V:0.002〜0.5% Ta:0.002〜0.5%、 の1種または2種以上を含有し、 さらに、必要に応じて、 Ca:0.0002〜0.01% Mg:0.0002〜0.01% REM:0.0002〜0.01% の1種または2種以上を含有し、残部が不可避不純物ならびにFeからなる裏当金と、 質量%で、 C :0.02〜0.2%、 Si:0.01〜1%、 Mn:0.1〜2.5%、 P:0.02%以下、 S:0.01%以下、 Al:0.002〜0.1%、 N:0.001〜0.015% O:0.01%以下 を含有し、さらに、 Ti:0.002〜0.05%、 B:0.0003〜0.015% Mo:0.01〜1.5% Cr:0.01〜1.5% W:0.01〜1.5% Cu:0.01〜1.5% Ni:0.01〜6% Nb:0.002〜0.1% V:0.002〜0.5% Ta:0.002〜0.5%、 の1種または2種以上を含有し、 さらに、必要に応じて、 Ca:0.0002〜0.01% Mg:0.0002〜0.01% REM:0.0002〜0.01% の1種または2種以上を含有し、残部が不可避不純物ならびにFeからなる鋼板1および鋼板2と、 質量%で、 C :0.02〜0.2%、 Si:0.01〜1%、 Mn:0.1〜2.5%、 P:0.02%以下、 S:0.01%以下、 Al:0.002〜0.1%、 Ti:0.002〜0.3%、 B:0.0003〜0.015% N:0.001〜0.015% O:0.01%以下 を含有し、さらに、 Mo:0.01〜2.5% Cr:0.01〜1.5% W:0.01〜1.5% Cu:0.01〜1.5% Ni:0.01〜6% Nb:0.002〜0.1% V:0.002〜0.5% Ta:0.002〜0.5%、 の1種または2種以上を含有し、 さらに、必要に応じて、 Ca:0.0002〜0.01% Mg:0.0002〜0.01% REM:0.0002〜0.01% の1種または2種以上を含有し、残部が不可避不純物ならびにFeからなる溶接ワイヤを用いて鋼板1と鋼板2を略垂直に接合するエレクトロスラグ溶接において、該裏当金、鋼板1、鋼板2、溶接ワイヤ、各々の間のN含有量の差を0.003%以下とすることを特徴とする溶接金属の靭性に優れたエレクトロスラグ溶接方法。
IPC (4件):
B23K35/30 ,  B23K25/00 ,  C22C38/00 ,  C22C38/58
FI (6件):
B23K35/30 320X ,  B23K25/00 A ,  B23K25/00 D ,  B23K25/00 J ,  C22C38/00 301B ,  C22C38/58
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (6件)
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