特許
J-GLOBAL ID:200903052889983120
音声認識装置用の単語辞書データ構築方法、音声認識装置及びナビゲーションシステム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-200562
公開番号(公開出願番号):特開2000-029490
出願日: 1998年07月15日
公開日(公表日): 2000年01月28日
要約:
【要約】【課題】1種類のコマンドを指示入力するための音声認識装置への音声入力については実質的に同一の複数の入力態様を許容しながら、そのために必要な認識単語の辞書メモリをより少ない容量にて実現する。【解決手段】地図拡大というコマンドを指示する場合、例えば「地図を拡大して下さい」、「地図を大きくして」、「地図ズーム」、「拡大して下さい」、「ズーム」など20のパターンのいずれであっても、同じコマンドを指示できる。つまり、言い回しが異なっても「地図拡大」という同じコマンドに対応するものとして特定でき、利用者にとって使い勝手が良くなる。それでいながら、それら複数の言い回しについて、個別に対応する単語辞書データとして記憶する必要がなく、例えば「地図」、「拡大」、「大きく」、「ズーム」あるいは「して下さい」などの共通する単語は共用した単語辞書データとして構築することができる。
請求項(抜粋):
単語毎に対応する比較対象パターンを単語辞書データとして記憶しており、入力された音声を前記比較対象パターンと比較して一致度合の高いものを認識結果とし、実質的に同一内容を示す複数の認識結果については同一のコマンドに対応するものとして特定し、その特定されたコマンドを外部装置へ出力する音声認識装置において用いられる前記単語辞書データを構築するにあたって、次の手順(1)〜(3)によって前記単語辞書データを構築することを特徴とする音声認識装置用の単語辞書データ構築方法。(1)まず、前記コマンド毎に、コマンドの対象物あるいは対象機能を示すコマンド対象を特定する単語、目的格の助詞である「を」、コマンドの動作内容を示すコマンド動作を特定する単語、前記コマンド動作を特定する単語の後に言語習慣上付加される動詞を順に接続して構成される標準の比較対象パターンを設定する。(2)次に、前記標準の比較対象パターンに対して、次の?@〜?Dの少なくとも1つ以上の条件を満たすものを、実質的に同一内容を示す代替の比較対象パターンとして設定する。?@コマンド対象あるいはコマンド動作を特定する単語について同義語が使用されている。?Aコマンド動作を特定する単語の後に言語習慣上付加される動詞についてその活用形が使用されている。?B目的格の助詞である「を」が省略されている。?C前記コマンド動作を特定可能な単語の後に言語習慣上付加される動詞が省略されている。?D前記コマンド動作を特定可能な単語の後に言語習慣上付加される動詞が「して下さい」の場合に、「下さい」だけが省略されている。(3)そして、前記標準の比較対象パターン及び代替の比較対象パターンを、同じ音節データを持つ場合には同じ親を持つように割り付けられた木構造を基本とするが頂点へ到達する通路の個数は必ずしも1ではない木構造類似の有向グラフ形式に対応するよう、前記比較対象パターンを構成する音節データ及び単語終了を示す識別データを先行順走査にしたがって各頂点に割り付ける。
IPC (3件):
G10L 15/06
, G10L 15/22
, G01C 21/00
FI (3件):
G10L 3/00 521 C
, G10L 3/00 561 G
, G01C 21/00 H
Fターム (10件):
2F029AA02
, 2F029AB01
, 2F029AB07
, 2F029AB13
, 2F029AC02
, 2F029AC14
, 2F029AC19
, 5D015GG00
, 5D015KK01
, 5D015LL01
引用特許:
審査官引用 (4件)
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特開平4-289899
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音声認識装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-218327
出願人:松下電器産業株式会社
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音声認識装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-353958
出願人:株式会社リコー
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連続音声認識装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平3-338655
出願人:日本電気株式会社
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