特許
J-GLOBAL ID:200903052899146820

手書き文字認識方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-151831
公開番号(公開出願番号):特開平9-006920
出願日: 1995年06月19日
公開日(公表日): 1997年01月10日
要約:
【要約】【目的】続け字のアルファベット文字列などを手書き文字認識で、利用者の書き癖による文字切り出し位置の誤り(cdなど)をなくし、認識率を向上を図る。【構成】入力した続け字のインクデータに基づき、並び線(ライン)とミーンラインにそれぞれ相当する下側基準線25Lと上側基準線25Uを抽出する。切り出し候補位置探索範囲W内において、インクデータ20b中に上側基準線25Uより上方に張り出している部分があれば、その部分の直後にあって下側基準線25Lに対応する基準点を中心として、その部分のインクデータが直立するように回転を行なう。下側基準線25Lより下方に張り出している部分があれば、その部分の直前にあって上側基準線25Uに対応する基準点を中心として、その部分の回転を行なう。その後、ヒストグラム法によって、文字切り出し位置の候補となるべき位置を抽出する。
請求項(抜粋):
利用者が入力したインクデータから文字切り出しを行なって手書き文字認識を行なう手書き文字認識方法において、文字とその文字に対するクラスタを格納した認識辞書と、重み付けクラスタとその重み付けクラスタに対する対象文字を格納した重み付け辞書とを使用し、入力された一連のインクデータに対し、手書き文字の入力方向に平行な1対の基準線を設定する基準線設定工程と、未切り出しのインクデータに対し、前記未切り出しのインクデータの先頭から前記入力方向に沿って所定の長さの候補位置探索範囲を設定する探索範囲設定工程と、前記候補位置探索範囲内のインクデータに関し、前記1対の基準線ではさまれた範囲から一方の基準線側に張り出している部分を検出した場合には、前記インクデータ上の点であって当該部分の直後にありかつ他方の基準線に対応する点を中心として当該部分を含むインクデータ部分を回転し、前記1対の基準線ではさまれた範囲から前記他方の基準線側に張り出している部分を検出した場合には、前記インクデータ上の点であって当該部分の直前にありかつ前記一方の基準線に対応する点を中心として当該部分を含むインクデータ部分を回転し、その後、前記入力方向に平行な直線上に前記インクデータを射影し、文字切り出しの位置の候補となる切り出し候補位置を射影点の数の増減に基づいて決定する候補位置探索工程と、前記候補位置探索工程での回転が行なわれる前のインクデータを対象とし、前記切り出し候補位置のそれぞれで文字切り出しが行なわれたとして前記認識辞書との比較・照合を行ない、前記切り出し位置ごとに当該切り出し候補位置に対応する候補文字と対応するクラスタからの当該候補文字の距離値とを求める認識工程と、前記重み付け辞書を探索し、前記切り出し候補位置ごとのインクデータの中に重み付けクラスタに近いものがあり、かつ、当該重み付けクラスタの対象文字が探索された候補文字のいずれかと一致する場合には、一致した候補文字の距離値に重み付けを行なう重み付け工程と、前記重み付け工程で重み付けが行なわれた後の距離値の大小に応じて候補文字の中から認識文字を決定する決定工程と、を有することを特徴とする手書き文字認識方法。
IPC (3件):
G06K 9/62 ,  G06K 9/20 340 ,  G06K 9/34
FI (3件):
G06K 9/62 G ,  G06K 9/20 340 J ,  G06K 9/34
引用特許:
審査官引用 (3件)

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