特許
J-GLOBAL ID:200903053514166732

前方3chマトリクス・サラウンド・プロセッサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菅野 中
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-242687
公開番号(公開出願番号):特開平6-070400
出願日: 1992年08月19日
公開日(公表日): 1994年03月11日
要約:
【要約】【目的】 マトリクス・サラウンド・プロセッサにおいてLch出力とRch出力のサラウンド効果の他にCch出力を追加し、従来の技術では弱かった音、特にボーカル(400Hz付近)の定位の移動感を強調する。【構成】 TV,VTRのLch信号とRch信号より、バンド・パス・フィルタ3aを用いてボーカル(400Hz付近)の出力のみ取り出し、VCA回路6によりボーカル(400Hz付近)の定位を判別してレベルを制御しCch出力信号106を出力する。これにより、ボーカル(400Hz付近)の定位の移動感を強調する。
請求項(抜粋):
第1の差動増幅器と、移相器と、時定数設定用コンデンサと、第1のマトリクス回路と、第1のバンド・パス・フィルタと、第2のバンド・パス・フィルタと、第2の差動増幅器と、レベル検出回路と、第2のマトリクス回路と、第3のバンド・パス・フィルタと、フィルタ調整用抵抗と、VCA回路とを有する前方3chマトリクス・サラウンド・プロセッサであって、第1の差動増幅器は、TV,VTR等からのLch信号とRch信号を入力とし、差(L-R)信号を出力するものであり、移相器は、前記差動増幅器からのL-R信号を入力とし、位相を回転させφ(L-R)信号を出力するものであり、時定数設定用コンデンサは、前記移相器の極周波数(Lch出力とRch出力の周波数特性の起伏の周波数)を決定するものであり、第1のマトリクス回路は、前記移相器より出力されたφ(L-R)信号を原信号に加え合わせ、Lch信号,Rch信号として出力するものであり、第1のバンド・パス・フィルタは、前記Lch信号を入力としボーカル(400Hz付近)の周波数帯域を通過させるものであり、第2のバンド・パス・フィルタは、前記Rch信号を入力としボーカル(400Hz付近)の周波数帯域を通過させるものであり、第2の差動増幅器は、前記バンド・パス・フィルタよりそれぞれ出力されたLch信号とRch信号を入力とし、差信号を出力するものであり、レベル検出回路は、前記差動増幅器より出力された差信号を入力し、そのレベルに応じた直流電圧を出力するものであり、第2のマトリクス回路は、前記Lch信号とRch信号を加え合わせて、L+R信号を出力するものであり、第3のバンド・パス・フィルタは、前記L+R信号を入力とし、ボーカル(400Hz付近)の周波数帯域を通過させるものであり、フィルタ調整用抵抗は、前記第3のバンド・パス・フィルタの通過帯域を微調整するものであり、VCA回路は、前記第3のバンド・パス・フィルタより出力された信号を入力とし、前記レベル検出回路より出力された直流電圧を制御電圧として出力信号のレベルを制御し、センタ・チャンネル信号として出力するものであることを特徴とする前方3chマトリクス・サラウンド・プロセッサ。
IPC (2件):
H04S 5/02 ,  H04S 1/00
引用特許:
審査官引用 (2件)

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