特許
J-GLOBAL ID:200903053687217928

芳香族ポリカーボネート組成物及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-012455
公開番号(公開出願番号):特開平9-263693
出願日: 1997年01月27日
公開日(公表日): 1997年10月07日
要約:
【要約】【課題】 成形時の熱安定性に優れていて、高温成形時の着色が少なく、連続成形中断後の成形再開時に色ムラやヤケ、黒ゴミ(炭化劣化物)等の不良現象発生の少ない芳香族ポリカーボネート組成物及びその製造方法を提供する。【解決手段】 芳香族ポリカーボネートの繰り返し単位、末端アリールカーボネート基及び末端ヒドロキシル基を有する芳香族ポリカーボネートと、耐熱安定剤とからなる芳香族ポリカーボネート組成物において、上記繰り返し単位中に含まれる全芳香族基に対して、該繰り返し単位中に含まれるメチル基を有する芳香族基がモル比で0.0001以下であり、且つ塩素化合物を実質的に含有しない芳香族ポリカーボネート組成物。
請求項(抜粋):
(a)複数の芳香族ポリカーボネート鎖を包含してなる芳香族ポリカーボネートであって、各芳香族ポリカーボネート鎖は、下記化1でそれぞれ独立に表わされる複数の繰り返し単位を含み、上記複数の芳香族ポリカーボネート鎖は、それらの中の化1で示される該複数の繰り返し単位中に、全体として、少なくとも1個のメチル基で置換されたC5〜C30構成芳香族基を少なくとも1個含有し、その含有量は、複数の芳香族ポリカーボネート鎖中の該複数の繰り返し単位中のC5〜C30構成芳香族基の全モル数に対する上記メチル基置換のC5〜C30構成芳香族基のモル数の比で0.0001以下であり、また各芳香族ポリカーボネート鎖は、末端アリールカーボネート基及び末端ヒドロキシル基よりなる群からそれぞれ独立に選ばれる両末端基を有するが、但し複数の全芳香族ポリカーボネート鎖は全体として下記化2でそれぞれ独立に表わされる複数の末端アリールカーボネート基を含んでおり、重量平均分子量が1000〜300000である、芳香族ポリカーボネートと、(b)耐熱安定剤とからなり、且つ塩素化合物を実質的に含有しないことを特徴とする芳香族ポリカーボネート組成物。【化1】(式において、Arは1個以上の2価のC5 〜C30構成芳香族基よりなる2価のC5 〜C200 芳香族基を示し、該構成芳香族基は、各々独立に、置換されていないか、又はハロゲン、メチル基、C2 〜C10アルキル基、C1 〜C10アルコキシ基、C5 〜C10シクロアルキル基、C6 〜C30アリール基及びC7 〜C31アラルキル基よりなる群から選ばれる少なくとも1個の置換基で置換されており、上記2価の芳香族基Ar中の構成芳香族基の数が2個以上の時には、複数の該構成芳香族基は上記の各芳香族ポリカーボネート鎖上に直列に配列され、隣り合う構成芳香族基は直接に又は結合基を介して互いに結合している。)【化2】(式において、Ar3 は1価のC5 〜C200 芳香族基であって、置換されていないか、又はハロゲン、メチル基、C2 〜C10アルキル基、C1 〜C10アルコキシ基、C5 〜C10シクロアルキル基、C6 〜C30アリール基及びC7 〜C31アラルキル基よりなる群から選ばれる少なくとも1個の置換基で置換されている。)
IPC (4件):
C08L 69/00 KKH ,  C08K 3/32 ,  C08K 5/00 KKJ ,  C08K 5/524 KKM
FI (4件):
C08L 69/00 KKH ,  C08K 3/32 ,  C08K 5/00 KKJ ,  C08K 5/524 KKM
引用特許:
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る