特許
J-GLOBAL ID:200903054178913547
合成開口レーダ装置及び像再生方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-020089
公開番号(公開出願番号):特開2003-215240
出願日: 2002年01月29日
公開日(公表日): 2003年07月30日
要約:
【要約】【課題】 航空機あるいは衛生などの移動プラットフォームに搭載されて、地表や海面の高分解能画像を得る合成開口レーダ装置における観測データの画像化において、位相補償誤差を減少させた合成開口レーダ装置及びこれに基づく像再生方法を提供する。【解決手段】 レンジビン毎の振幅の平均を計算し、これが最大となるレンジビンにおける平均振幅を基準として閾値を設定し、この閾値以上の振幅を持つレンジビンのみを用いて処理を行うことで、推定誤差が小さいレンジビンでのみ処理を行い、その結果、位相補償誤差を減少させることができる。
請求項(抜粋):
地表や海面の高分解能画像を得る合成開口レーダ装置であって、(a) 高周波パルス信号を空間に放射するとともに、反射したエコー信号を収集する送受信アンテナと、(b) この送受信アンテナで送信する高周波パルス信号を発生させるとともに、送受信アンテナで収集された信号を増幅し、中間周波数に変換し、デジタル信号に変換する信号送受信部と、(c) この信号送受信部からの受信信号に画像再生処理を行い2次元の高分解能な画像を再生する画像再生処理部と、(d) 処理に用いるレンジビンを選択するレンジビン選択部と、(e) レンジビン内で孤立した点状の目標を探し、その目標が画像の左端に位置するように画像全体をシフトさせる画像シフト部と、(f) 窓関数をアジマス方向に乗算する窓関数乗算部と、(g) 窓関数乗算後の画像データをアジマス方向にFFTするFFT部と、(h) このFFT部の出力をアジマスの空間周波数軸方向に微分する微分処理部と、(i) 前記FFT部の出力の複素共役をとる共役処理部と、(j) 前記微分処理部の出力と前記共役処理部の出力を乗算する乗算処理部と、(k) この乗算処理部の出力の虚数部のみを取り出す虚数部抜き出し部と、(l) 前記FFT部の出力から電力を計算する電力計算部と、(m) この電力計算部の出力の逆数を取る逆数処理部と、(n) 前記FFT部の出力から振幅を計算する振幅計算部と、(o) この振幅計算部の出力を用いて、使用する重み付け関数を選択する振幅による重み付け関数選択部と、(p) レンジ毎の振幅の平均に比例した重み付け関数を算出する振幅による重み付け関数算出部と、(q) レンジ毎の振幅の平均値が閾値以上と未満の場合で二値化させた重み付け関数を作成する閾値を設定した重み付け関数算出部と、(r) 前記虚数部抜き出し部の出力と、前記逆数処理部の出力と、前記振幅による重み付け関数算出部あるいは前記閾値を設定した重み付け関数算出部の出力を乗算する乗算処理部と、(s) この乗算処理部の出力をレンジ方向で加算して、位相誤差の微分値の推定値を求めるレンジ方向加算部と、(t) このレンジ方向加算部の出力を積分して、位相誤差の推定値を求める積分処理部と、(u) この積分処理部の出力である位相誤差の推定値の0次と1次の成分を除去する0次、1次成分除去部と、(v) この0次、1次成分除去部の出力である位相誤差の推定値から、位相補償量を算出する位相補償量算出部と、(w) 前記FFT部の出力と位相補償量算出部の出力を乗算して、位相誤差を補償する乗算処理部と、(x) この乗算処理部の出力をIFFTするIFFT部と、(y) 処理を繰り返すかどうかを判定する繰り返し判定部と、を備えたことを特徴とする合成開口レーダ装置。
Fターム (13件):
5J070AB01
, 5J070AC02
, 5J070AE07
, 5J070AF06
, 5J070AF08
, 5J070AH02
, 5J070AH19
, 5J070AH26
, 5J070AH35
, 5J070AH50
, 5J070AK16
, 5J070AK22
, 5J070BE02
引用特許: