特許
J-GLOBAL ID:200903054282508794

船体外板の自動加熱曲げ加工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-314545
公開番号(公開出願番号):特開平9-155458
出願日: 1995年12月01日
公開日(公表日): 1997年06月17日
要約:
【要約】【課題】 熟練や特殊な技能を要することなく、しかも、船体外板を動かすことなく、船体外板を目標形状に自動的に且つ容易に湾曲させることができる。【解決手段】 粗曲げ加工された被加熱船体外板2の形状を測定し、このようにして測定した被加熱船体外板2の測定形状データと目標形状データとを比較し、この比較結果に基づいて、前記測定形状データと前記目標形状データとの間に差がなくなるように、加熱トーチ10による被加熱船体外板2の複数の加熱領域を、被加熱船体外板2の長手方向および幅方向によって決められる二次元座標上で決定し且つ加熱パターンを前記加熱領域毎に決定し、そして、前記各加熱領域において加熱トーチ10を姿勢制御しながら、前記加熱パターンにしたがって移動させる。加熱トーチ10は、加熱トーチ10の近傍に設けられたセンサブロック25の作用によって、被加熱船体外板2面の湾曲にかかわらず、常時、一定高さを維持し、且つ、被加熱船体外板2面の法線方向を向く。
請求項(抜粋):
粗曲げ加工された被加熱船体外板の形状を測定し、このようにして測定した前記被加熱船体外板の測定形状データと目標形状データとを比較し、この比較結果に基づいて、前記測定形状データと前記目標形状データとの間に差がなくなるように、加熱トーチによる前記被加熱船体外板の複数の加熱領域を、前記被加熱船体外板の長手方向および幅方向によって決められる二次元座標上で決定し且つ加熱パターンを前記加熱領域毎に決定し、そして、前記各加熱領域において前記加熱トーチを姿勢制御しながら、前記加熱パターンにしたがって移動させ、前記加熱トーチは、前記被加熱船体外板の長手方向に対応するX軸および前記被加熱船体外板の幅方向に対応する、前記X軸と直交するY軸の2軸方向に前記加熱トーチを移動させるための2軸移動機構と、前記2軸移動機構に設けられ、前記加熱トーチを前記被加熱船体外板の厚さ方向に対応する、前記X軸および前記Y軸と直交するZ軸方向に上下動させるためのZ軸移動機構と、α面内において、前記加熱トーチの傾斜角を調整するためのα面傾斜角調整機構と、前記α面と直交するβ面内において、前記加熱トーチの傾斜角を調整するためのβ面傾斜角調整機構とによって、前記加熱トーチの先端と前記被加熱船体外板との間の距離を一定に維持し、且つ、前記加熱トーチの軸線が前記被加熱船体外板の法線方向に向くように姿勢制御され、前記加熱トーチの近傍に前記加熱トーチと一体的に且つ平行に、前記Z軸方向の前記被加熱船体外板の表面変位を距離として検出するための第1、第2および第3距離計をそれぞれ間隔をあけて取り付け、前記第1および第2距離計は、前記β面と平行な面内にそれぞれ配置され、前記第3距離計は、前記第1および第2距離計の等分線と前記加熱トーチとを含む面内に配置され、前記第1、第2および第3距離計の検出値の加算平均値に基づき、前記Z軸移動機構によって前記加熱トーチを前記Z軸方向に移動させて、前記加熱トーチの先端と前記被加熱船体外板との間の距離を一定に維持し、前記第1距離計の検出値と前記第2距離計の検出値との間の差に基づいて、前記β面傾斜角調整機構によって、前記加熱トーチの前記β面内における傾斜角を一定に維持し、そして、前記第1および第2距離計の加算平均値と前記第3距離計の検出値との間の差に基づき、前記α面傾斜角調整機構によって、前記加熱トーチの前記α面内における傾斜角を一定に維持することを特徴とする、船体外板の自動加熱曲げ加工方法。
IPC (2件):
B21D 11/20 ,  B63B 3/16
FI (2件):
B21D 11/20 B ,  B63B 3/16
引用特許:
審査官引用 (2件)

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