特許
J-GLOBAL ID:200903054301318993

mRNA分子を特徴付けする方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 今村 正純 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-532550
公開番号(公開出願番号):特表2002-504348
出願日: 1999年02月16日
公開日(公表日): 2002年02月12日
要約:
【要約】本発明は、特異的に発現したmRNA分子の定性及び定量測定のための方法に関する。当該方法は、特には、可能であれば細胞又は組織に存在する全mRNA分子を測定し、それらを他の細胞又は組織又は他の状況(疾患又は発達の段階)またはそれらの治療の段階と比較するために使用される。従って、本発明で提供される方法により、例えば、一定のmRNA集団に存在する異なるmRNA分子の包括的マップを確立し、続いてこのようにして得られた好ましくはデジタル情報をデータベース分析で使用することが可能になる。
請求項(抜粋):
下記の工程、(a)組織試料からのポリA+ RNAの単離及び精製;(b)mRNA分子からの二本鎖cDNAの合成;(c)制限エンドヌクレアーゼを用いた酵素的消化によるcDNAの切断;(d)切断されたcDNAへのアダプター分子のハイブリダイゼイション及びライゲーション;及び、第一の選択肢としては、(e)デオキシリボヌクレオチド及びKlenow DNAポリメラーゼを用いたcDNA 5'突出の埋め込み;(f)cDNAの3'末端の選択的な精製;(g)制限エンドヌクレアーゼを用いた酵素的消化によるcDNAからの3'-ポリ-dAヌクレオチドの除去;(h)切断されたcDNAへのアダプター分子のハイブリダイゼイション及びライゲーション;(i)PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)によるcDNAフラグメントの増幅;(j)それぞれの長さに応じた増幅生成物の分画;(k)増幅生成物の分析;又は、第二の選択肢としては、(e)cDNA の3'末端の選択的精製;(f)制限エンドヌクレアーゼを用いた酵素的消化によるcDNAからの3'-ポリ-dAヌクレオチドの除去;(g)切断されたcDNAへのアダプター分子のハイブリダイゼイション及びライゲーション;(h)2又は3つの置換を3'末端に有し、かつ、アダプター分子により特定される相補鎖と比較して1又は2の人工的ミスマッチを含む5'プライマーを用いたPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)によるcDNAフラグメントの増幅;(i)それぞれの長さに応じた増幅生成物の分画;(j)増幅生成物の分析;又は、第三の選択肢としては、(e)2又は3つの置換を3'末端に有し、かつ、アダプター分子により特定される相補鎖と比較して1又は2の人工的なミスマッチを含む5'プライマーを用いたPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)によるcDNAフラグメントの増幅;(f)それぞれの長さに応じた増幅生成物の分画;(g)増幅生成物の分析;のいずれかの工程を含み、 第一及び第二選択肢の工程(b)においては、第一鎖cDNA分子の合成は、第一塩基がdA、dC、又はdGであり、第二塩基がdA、dC、dG、又はdTである2塩基の3'伸長を有し、かつ、5-15塩基の5'伸長を有し、これが、認識配列の16/14下流の切断特徴を有する制限エンドヌクレアーゼの切断部位をコードしている、アンカー付けされたオリゴ-dTヌクレオチドを用いた逆転写により行われ; 又は、 第三の選択肢の工程(b)においては、第一鎖cDNA分子の合成は、第一塩基がdA、 dC、又はdGであり、かつ、第二塩基が、dA、 dC、dG又はdTである、2塩基の3'伸長を有し、かつ任意の配列の5-15塩基の5'伸長を有する、アンカー付けされたオリゴ-dTヌクレオチドを用いた逆転写により行われる、mRNA分子を同定及び特徴付けするための方法。
Fターム (18件):
4B063QA05 ,  4B063QA18 ,  4B063QA19 ,  4B063QQ02 ,  4B063QQ08 ,  4B063QQ53 ,  4B063QR08 ,  4B063QR14 ,  4B063QR20 ,  4B063QR31 ,  4B063QR42 ,  4B063QR62 ,  4B063QS02 ,  4B063QS10 ,  4B063QS16 ,  4B063QS20 ,  4B063QS25 ,  4B063QS34
引用特許:
審査官引用 (2件)

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