特許
J-GLOBAL ID:200903054834587686

故障点標定システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小島 清路
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-373661
公開番号(公開出願番号):特開2000-193707
出願日: 1998年12月28日
公開日(公表日): 2000年07月14日
要約:
【要約】【課題】 送配電線路の故障に際して故障箇所を標定することができる故障点標定システムを提供する。【解決手段】 本発明は、送配電線路に設置され送配電線路の情報を親局2に送信する子局1とその情報をもとに故障区間を特定する親局2とを有する故障点標定システムである。子局1は、GPS電波を受信して GPSの現在時刻と自己の現在時刻を同期させ、子局1が設置された送配電線路のサージ電流を検出してサージ検出時刻を特定しサージ電流の極性を認識し、それらの情報を親局2に送信する。親局2は、送配電線路の電源端に最も近い子局1と末端の子局1との間で、サージ検出時刻の差とその子局間の送配電線路の長さとから故障の生じた位置の候補点を特定し、候補点を含む所定の範囲の送配電線路を総合して故障位置候補区間とし、それに含まれる子局1と故障位置候補区間の周りの子局1との極性の情報から故障区間を特定する。
請求項(抜粋):
送配電線路に設置され該送配電線路に関する情報を親局(2)に送信する子局(1)と、該子局(1)からの情報をもとに故障区間を特定する親局(2)と、を有する故障点標定システムであって、上記子局(1)は、時計としての機能を備え、人工衛星からのGPS電波を受信して、GPSの保有する現在時刻を特定し、該GPSの保有する現在時刻と自己の現在時刻を同期させることができ、当該子局(1)が設置された送配電線路のサージ電流又はサージ電圧を検出して、該サージ電流又はサージ電圧を検出した時刻であるサージ検出時刻を特定し、また、該サージ電流の極性を認識し、該サージ検出時刻と該極性の情報とを通信網を通じて上記親局(2)に送信し、上記親局(2)は、上記子局(1)から送信される上記サージ検出時刻と、上記極性の情報と、を通信網を介して受信し、上記送配電線路の電源端に最も近い子局(1)と、該送配電線路の複数の末端の子局(1)と、の間で、それぞれ上記サージ検出時刻の差と、該子局(1,1)間の送配電線路の長さと、から送配電線路の故障の生じた位置の候補点を特定し、該候補点を含む所定の範囲の送配電線路を総合して故障位置候補区間とし、該故障位置候補区間内に含まれる子局(1)と、上記故障位置候補区間内には含まれないが上記故障位置候補区間内に含まれる子局(1)と隣り合う子局(1)と、の該極性の情報から、故障の生じた区間として枝分かれのない区間を特定し、故障区間とすることを特徴とする故障点標定システム。
Fターム (10件):
2G033AA01 ,  2G033AB01 ,  2G033AB02 ,  2G033AC02 ,  2G033AD01 ,  2G033AD04 ,  2G033AD18 ,  2G033AE01 ,  2G033AG12 ,  2G033AG14
引用特許:
審査官引用 (2件)

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