特許
J-GLOBAL ID:200903055698202780

振動ジャイロスコープ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-049383
公開番号(公開出願番号):特開2002-213963
出願日: 2001年01月22日
公開日(公表日): 2002年07月31日
要約:
【要約】【課題】 各方向間の信号漏れが少なくかつ比較的高い感度が得られるように三脚音叉の電極配置と駆動法を改善し、1個の振動体で多軸検出が可能な小型で高度な実用性を有する振動ジャイロスコープを提供すること。【解決手段】 両外脚がX方向に同時に開閉するHSモードと、両外脚がZ方向に同じ向きに変位し中脚が逆向きに変位するVモードと、両外脚がX方向で同じ向きに変位し中脚が逆向きに変位するHAモードを可能な振動モードとして有し、HSモードとVモードは十分近い固有振動数を与えて互いに結合させ、両外脚をX方向に開閉するように駆動しHSモードを生起するように励振される水晶材等より成る三脚型音叉を有し、中脚のX方向の運動の誘起電圧に90°の位相差を与えた2系統の同期検波を行うことによって、振動体のY軸回りおよびZ軸回りの回転運動によって現れるコリオリ力の成分をそれぞれ分離して検出する。
請求項(抜粋):
三脚型音叉の概形をなし両外脚は先端部にそれぞれ突起部を有しており、三脚面に垂直な方向にZ軸を、音叉軸に平行な方向にY軸を、Z軸とY軸とに直交する方向にX軸をとったとき、両外脚がX方向に同時に開閉するHSモードと、両外脚がZ方向に同じ向きに変位し中脚がその反対向きに変位するVモードと、両外脚がX方向で同じ向きに変位し中脚がその反対向きに変位するHAモードを可能な振動モードとして有し、HSモードとVモードの両モードは互いに結合が起こるように十分近い固有振動数を与えられており、前記両外脚をX方向に開閉するように駆動したとき前記両モードが同時に生起されて前記両外脚がXZ面内で楕円運動を行うように励振される圧電材料より成る振動体を有し、前記中脚の周囲に設けた電極膜により検出された前記中脚のX方向の運動に基づく誘起電圧に対して90°の位相差を与えた2系統の同期検波を行うことによって、前記振動体のY軸回りおよびZ軸回りの回転運動によって現れるコリオリ力の成分をそれぞれ分離して検出することを特徴とする振動ジャイロスコープ。
IPC (2件):
G01C 19/56 ,  G01P 9/04
FI (2件):
G01C 19/56 ,  G01P 9/04
Fターム (10件):
2F105BB02 ,  2F105BB03 ,  2F105BB13 ,  2F105BB15 ,  2F105CC01 ,  2F105CC06 ,  2F105CD02 ,  2F105CD06 ,  2F105CD11 ,  2F105CD13
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 圧電単結晶からなる振動子の製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-323935   出願人:日本碍子株式会社
  • 複合運動センサ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-240977   出願人:ミヨタ株式会社, 富川義朗
  • 振動型ジャイロスコープ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-130523   出願人:アルプス電気株式会社, 富川義朗
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引用文献:
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